自分の葛飾北斎風アバターが富嶽三十六景でサーフィンする!?新感覚アートイベント体験レポ
KDDIが5G時代の新しいアート体験、「HOKUSAI REMIX」を来年1月中旬まで 「GINZA 456 Created by KDDI」で開催しています。
会場は銀座4丁目にあるKDDIのコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」。
交差点付近でひと際目立っています。
北斎の浮世絵がインタラクティブな新感覚アートに
今年2021年は日本で国際通信が始まって150年目に当たる年です。150年前の1871年(明治4年)、長崎がロシアのウラジオストク、中国(当時は清国)の上海と海底ケーブルによって繋がって、国際通信が始まりました。
「HOKUSAI REMIX」は国際通信150周年を記念したイベントで、生誕260年を迎えた葛飾北斎の浮世絵をインタラクティブな新感覚アートに仕立て、au 5Gで世界とつながるユニークな内容となっています。
会場内は壁一面に北斎の浮世絵が映し出されています。
体験できるコンテンツは「HOKUSAI ME」と「BEAT HOKUSAI」の2つ。
「HOKUSAI ME」では北斎の浮世絵風の自身のアバターを作成でき、これを動く浮世絵に入り込ませることができます。
アバターはサーフボードに乗って「富獄三十六景」の荒波でサーフィン。この姿はかなり面白いです。
「HOKUSAI ME」では髪型、服装、サーフボードの色や柄などを選び、自分の顔写真を撮影してアバターを作成します。
「5G」と書かれた柄はイベント会場のみでセレクトでき、これを選ぶと波乗りのスピードが速くなります。 洒落が効いてますね。
できあがった筆者のアバター。他の人のアバターと共に、壁面に広がる浮世絵の中で動き始めます。
もう1つの「BEAT HOKUSAI」は、電子楽器の太鼓やドラムを使って音を出すと、その音に反応して北斎作品の山や波、雲などが変化するというものです。音の種類や大きさによって作品の動きが異なり、オリジナリティ溢れる作品になります。
「BEAT HOKUSAI」では音によって波が荒々しくなったり、赤富士になったり、落雷したりも。
音を鳴らし続けることで桜吹雪が登場。毎回異なる演出が楽しめます。
会場での体験は完全予約制です。
「HOKUSAI ME」は自宅からでもアバターを作成して参加でき、世界中からYouTube Liveで閲覧することができます。
会場でさまざまな5G関連アイテムを体験
このほか、「GINZA 456 Created by KDDI」1Fのショールームでは、KDDIが提供する5G関連アイテムをお試しすることもできます。
「HOKUSAI REMIX」を体験後、もっと深く北斎を知りたいという人には、ARグラス『NrealLight』がおすすめ。作品の解説が聞けます。
サングラスをかけると目の前の空間上に映像が映し出されます。
そのほか、「AVATARIUMスキャナー」もユニークです。
「AVATARIUM(アバタリウム)」は、プリクラ撮影機のようなボックスの中に入って全身を撮影するだけで、自分のリアルな3Dアバターを簡単に作成できるプラットフォーム。作ったアバターは「AVATARIUM」アプリを使えば自由にアレンジもできます。
自分のアバターが作れる「AVATARIUM(アバタリウム)」。
さらに「cluster」アプリと連携させれば、デジタル空間上のもう1つの渋谷「バーチャル渋谷」に遊びに行くことも。ちなみにバーチャル渋谷では、10月16日〜10月31日に「ハロウィンフェス」を開催中です。
「AVATARIUMスキャナー」も完全予約制。
作成したアバターはバーチャル渋谷にお出掛けすることも。
スマホの画面に映っているのができあがった筆者の3Dアバター。アプリ上で走らせたり、ダンスさせたりできます。
ユニークなアートを体験できる「HOKUSAI REMIX」。開催期間は2022年1月中旬までと長いので、銀座に行く機会を狙って、5G時代の新感覚のイベントや関連アイテムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
●DATA
HOKUSAI REMIX - GINZA 456 Created by KDDI
開催期間:〜2022年1月中旬予定
時間:10:30〜19:15(最終受付18:35)
会場:GINZA 456 Created by KDDI(東京都中央区銀座4-5-6)
参加料金:無料
取材・文/綿谷禎子