韓国人として初めAKB48グループに加入した李始燕(イ・シヨン)

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今年8月にNMB48の7.5期生としてお披露目された李 始燕(イ・シヨン)が話題になっている。ソウル生まれの21歳。生まれも育ちも韓国ながら、彼女がもっとも好きになったのはK-POPアイドルではなくAKB48グループだった。念願かなって日本でアイドルへの道を歩み始めた彼女に、AKB48を好きになった理由から、理想のアイドル像までを聞いた。(前中後編の前編)

【写真】韓国人初のNMB48 イ・シヨンの撮り下ろしカット【6点】

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――初めまして。



李 シヨンです。よろしくお願いします。

――ニックネームの「しよみん」はどうやって決まりましたか?



李 韓国で「かわいい人」のことを「キヨミ」というので、自分のことを「シヨミ」って勝手に言っていたんです。それに「ん」をつけて、「しよみん」にしました。韓国の友達は絶対「シヨミ」とは呼んでくれなかったんですけど(笑)。

――昨年開催された7期生オーディションを受けたのはなぜですか?



李 もともと日本のアイドルが好きだったんですけど、韓国でもアイドルになりたくて、その準備もしていました。でも、なかなかうまくいかなかったので諦めかけた時に、NMB48の7期生の募集を見かけて。私は外国人だから難しいかなと思いながら、軽い気持ちで応募してみたんです。そしたら、二次の面接まで通過していました。そのタイミングでコロナのため来日できなくなって、三次からは私だけ延期になってしまいました。そして、今年に入って、最終審査を受け、7.5期生として合格させてもらいました。

――オーディションが中断してしまった時は何を考えていましたか?



李 悔しかったです。誰のせいでもないから、仕方ないことだと思ってるんですけど。

――韓国から日本にやって来ることに不安はありませんでしたか?



李 自分は日本語が得意で、もしNMB48のメンバーになれなかったとしても、日本に住みながら大学を目指したかったので。いつか日本で一人暮らししようと思っていたので、不安はありませんでした。

――大阪での暮らしはいかがですか?



李 みんなが仲良しな感じがします。一度クレカを落としたことがあるんですけど、近所の交番に届いていて。「おばあちゃんが拾ってくれたよ」と交番で教えてもらいました。そんな嬉しいこともあって、大阪が大好きになりました。食べ物も日本一美味しいと思います。

――特に好きな食べ物は?



李 天丼と和菓子です。海老の天ぷらが大好きです。くら寿司の天丼が一番好きなんです。安いし、海老天3つにイカフライも入っているので。あと、ドーナツも好きです。いつかドーナツのCMに出るのが夢です。

――趣味は?



李 日本のドラマを見ながら食べることと、音楽を聴きながらお散歩することです。

――音楽は何を?



李 AKB48グループの曲です。聴いたら、すぐタイトルが言えます(笑)。

――ダンス経験は?



李 習ってはいたんですけど、苦手です。基本的な振りだけは体に入っていたから、NMB48のレッスンが始まった頃は、そんなに苦労しなかったので助かりました。

――特技は?



李 日本語です! 勉強は苦手ですけど、高校の第二外国語で日本語を選んだら、全国で2位になりました。

――すごいじゃないですか! 好きな日本語は?



李 「青空」です。歌詞にもよく出てくるんです。空を見るのも好きです。希望がわいてきて、明日も頑張ろうという気持ちになるので。

【中編】NMB48 イ・シヨンが語るソウルでのヲタ活「推しメンは多田愛佳さんでした」はこちらから

【後編】NMB48 イ・シヨン、5000人の前で堂々宣言「日本でトップを目指したい」はこちらから
▽李 始燕(イ・シヨン)
2000年5月16日生まれ、大韓民国ソウル特別市出身。今年8月14日に大阪城ホールで行われたライブの冒頭で7.5期生としてお披露目される。Twitter:@siyo_min