U-KISS、日本活動休止までラストスパート「終わりではなく、新たなスタート」
今年、日本デビュー10周年を迎えるU-KISSが9月22日、日本活動休止前最後の完全体シングル「Be good」の配信をスタートした。今作は日本デビューから支えてきてくれたファンとともに歩んできた道と、新たなスタートへエールを贈る作品となっている。
今回、活動休止を控えたU-KISSメンバーにインタビューを実施。シングル「Be good」へ込めた思い、日本での10年間の活動、さらに今後の活動について聞いた。
【動画メッセージ】U-KISS、日本活動休止前シングルをリリース「絶対また会いましょうね、約束!」
日本活動休止前最後のシングル「きっと大丈夫だよという思い」
――日本活動休止前最後となる配信シングル「Be good」はどんな曲ですか?スヒョン:本当に久しぶりにスヒョン、フン、ジュンの色んな魅力を見せることができた曲だと思います。また、誰でも聴きやすいミディアムテンポ曲で、聴くと前向きになれる曲です。
フン:皆さんにいつまでもいいことがたくさんありますようにと願いを込めた曲です。
ジュン:タイトル通り「きっと、大丈夫だよ!」という意味がある曲で、今の状況を悪く思うより、前向きな視点で描いた曲です。
――「Be good」は前向きな気持ちにさせてくれる歌詞が印象的ですが、好きなフレーズやレコーディングでこだわったポイントがあれば教えてください。
スヒョン:「Slow down, slow down, slow down」このパートが個人的には一番好きなフレーズでフンが最初歌い出しをとてもよくリードしてくれてその後のパートもよくできた曲だと思います。
フン:「It's gonna be good, good(Be good!!) 焦らずいこう」というフレーズが本当に好きです。僕の生き方と一致する歌詞だと思います。
ジュン:コーラスところが一番好きです。その部分をレコーディングした時に笑いながらした覚えがあります。
――「不安はあるけど今は笑おう」などの歌詞が、コロナ禍で大変な状況や日本活動休止直前という状況に重なるように感じました。どのような気持ちで歌いましたか?
スヒョン:歌を聴いてくださる方に今の大変な状況を忘れて希望を与えたいという気持ちで歌いました。特に今一番寂しいと感じる人はKISSme(U-KISSのファン)なので、僕たちのありのままの気持ちを伝えしたく、丁寧に頑張って歌いました。
フン:これからU-KISSとKISSmeに起こるすべてのことが順調に進んでいきますようにと願いながら歌いました。
ジュン:不安だと思ったことはありません。もどかしい状況ではありますが、状況そのものを不安だと感じたことはありません。これからどのように生きていけばいいかについて計画を立てながらもちろん悩むこともありますが、楽しみしながら生きています。そのため、この時代を一緒に生きているすべての人々に癒しと希望を与えたいという気持ちで歌いました。
――「Lover Song」は、爽やかなアップテンポのラブソングですが、どんなことをイメージして歌いましたか?
スヒョン:恋が始まる予感をイメージして歌いました。
フン:U-KISSとKISSmeが出会えたすべての瞬間を思い出しながら歌いました。
ジュン:こんなジャンルの曲も3人で歌えると思いました。久々にU-KISSらしい歌詞と曲でした。
――「Be good」「Lover Song」を通して伝えたいと思ったメッセージは?
スヒョン:U-KISSとKISSmeはまたいつか出会い、幸せな瞬間を作れるというメッセージを込めて歌いました。
フン:僕たちは今まで支えてくださった皆さんのおかげで幸せだったし、これからはその皆さんが幸せになってほしいというメッセージを伝えたかったです。
ジュン:U-KISSに会いたくなったらこの2曲の雰囲気のように笑顔で僕たちを思い出してほしいです。
――U-KISSにとって今一番の「Lover」は?
スヒョン:もちろんKISSmeじゃないですか? どんなことがあっても信じて応援してくれてたくさんの愛をくれるKISSme、愛してます。
フン:僕はステージです。当たり前のように立っていたステージが最近特に大切だったと改めて思って恋しいです。
ジュン:KISSmeの皆様と僕たちのために頑張ってくださったすべてのスタッフです。
ドラマやミュージカルで活躍中!それぞれの近況は?
――それぞれソロでの活動の近況を教えて下さい。スヒョン:韓国で「忽然とした男」というミュージカルに出演しています。日本でもいつかお見せしたいです。
フン:最近、僕YouTubeチャンネル「YEO HOON 여훈」を開設して、色々なカバー映像を出しています。すべての作業を一人でやるのでとても忙しいですが、頑張っていきたいと思います。
ジュン:新しいドラマの撮影中です。また、現在Netflixのドラマ「D.P. −脱走兵追跡官−」も公開されているので、日本の皆さんにもたくさん観ていただけると嬉しいです。
――スヒョンさんは「忽然とした男」で8年ぶりとなるミュージカルですが、手応えは感じていますか?
スヒョン:久しぶりのミュージカルで最初は本当に大変でした。でもそれに負けないように必死に頑張りました。今は毎回の公演を丁寧に頑張っています。日本でもミュージカルをやってみたいです。
――フンさんは、8月16日の誕生日にオンラインファンミーティングを開催しましたが、いかがでしたか?
フン:除隊して本当に久しぶりに一人でステージに立ってとても緊張しました。でもどの時より喜びに満ちていました。皆様のおかげです。
――ジュンさんが出演したNetflixオリジナルシリーズ「D.P.」は配信後、日本でも話題です。出演のきっかけは? 撮影秘話があれば教えてください。
ジュン:監督に僕が出演した「ミスター期間制」を見て絶対一緒に撮影したかったと言われました。僕も同じくご一緒したかった監督だったし、脚本もとても面白かったです。ずっと前からアクションもやりたかったので、今回それもできてすべてが調和できた現場だと思います。特に屋上を走るシーンは代役を立てず、僕が直接やりました。とても楽しかったです。
――先日、最終回を迎えたドラマ「イミテーション」は、いかがでしたか? 劇中のアイドルグループSHAXメンバーとのエピソードがあれば教えてください。
ジュン:もう一つのチームができた感じでした。後輩たちと一緒にステージの準備、レコーディングをしたら彼らが持っていることを学ぶ機会でもありました。ゆりお兄さん、ジョンフン、SF9、ATEEZカッコイイみんなと一緒にできてとても光栄でしたし、これからも応援していきます。
――スヒョンさんとフンさんは京畿道への帰農・帰村の番組「農業部一体」に出演されていますが、撮影エピソードがあれば教えてください。
スヒョン:フンと僕が自然体でやることができた番組だと思います。久しぶりにフンと一緒に撮影できてたくさん笑い楽しく時間を過ごすことができました。
フン:スヒョンお兄さんと一緒に車を運転して撮影現場に行ってきました。一日中ずっと撮影だったので疲れましたが、スヒョンお兄さんともう一つの思い出ができました。
日本活動休止という決断「終わりではなく、新たなスタート」
――日本活動休止という大きなニュースに驚きました。日本での活動休止という決断は大きなものだったと思います。スヒョン:また状況がよくなったら必ず皆さんにお会いしたいと思います。
フン:終わりではなく、新たなスタートということになります。またいつかみんなで集まる日も必ず来ますので、お待ちしていてください。
ジュン:色々話し合った結果、今はそれぞれ描いている道を歩むことになりました。心残りももちろんありますが、それだけではなく、これからのチャレンジも見守っていただきたいです。
――日本での活動休止を発表して、ファンから反応はいかがでしたか?
スヒョン:正直とても寂しくて大変なこともありましたが、何があっても応援して永遠に一緒についていくという反応が多く、とても幸せで感謝しています。必ず会いに行きます。
フン:ファンの皆様が一番驚いたと思います。でも僕たちの絆は終わりではなく、今からだと言ってくださいました。
ジュン:直接お会いしていない中、悲しんでいるファンも多いと思います。SNSの反応を見るだけでも今までファンの皆様から大きな愛をもらったと改めて感じました。
――日本デビューから今までの中で、U-KISSのお気に入りの曲をそれぞれ3つあげるなら?理由も教えてください。
スヒョン:「Dear My Friend」「Tick Tack」「Rock Me」
「Dear My Friend」今聴いても幸せな気持ちになる歌詞とメロディーがよくて未だに僕も聴いている曲です。
「Tick Tack」日本メジャーデビュー曲なのでどうしても一番愛着がある曲です。
「Rock Me」ライブでファンの皆様と一番盛り上がる曲で、今もイントロを聴くだけで鳥肌が立ちます。あ、早くステージで歌いたいです。
フン:「Tick Tack」「Action」「Lots of love」
「Tick Tack」で日本デビューを果たしたので一生忘れることができない曲です。
「Action」は初めてオリコンチャート1位になった曲。
「Lots of love」はファンの皆様からいただいたメッセージを歌詞にした曲だから特別な曲です。
ジュン:「LOVE ON U」「ALONE」「Action」
「LOVE ON U」僕の日本デビュー曲で、多くの皆様に出会えるようになった曲です。
「ALONE」J-POPの感じもある曲で好きです。
「Action」人生で初めてオリコンチャートで1位をしたタイトル曲で好きな曲です。
――スヒョンさんとフンさんが歌った「Action」〜Korean Version〜が日韓で大反響を呼んでいます。「泣けた」「素敵」という声も多かったと思います。それぞれ歌ってみていかがでしたか?
スヒョン:「Action」は日本で初めてKISSmeがU-KISSにオリコンチャート1位をプレゼントした曲です。ファンの皆様もとても好きな曲でいつか韓国語バージョンもやりたいとずっと思っていました。そんな中、韓国のKISSmeもとても好きでいてくれた曲でファンの皆さんがアップした動画をみて懐かしい気分にもなり泣いてしまいました。それでファンの皆様に恩返ししたいと思い歌いました。次はメンバー全員で歌ってみたいです。
フン:あの曲は日本語に慣れすぎていて韓国語で歌うことが多少慣れないところもありましたが、歌っていたらもともとある歌詞なんじゃないかと思えるようになりました。ファンの皆様が僕たちのために訳してくださった結果だったので、単語一つ一つが大事に感じられました。
――U-KISSのこれまでの日本活動で一番思い出に残っている出来事は?
スヒョン:日本全国ツアーをしてファイナル公演で武道館に2回立った時が一番印象に残っています。ファンの皆様ととても幸せな時間でした。
フン:武道館ライブです! 1回目も2回目も鳥肌が立ちました。
ジュン:武道館ライブです! いつかまたそのピンク色(U-KISSのカラー)を観たいです。
――日本デビューから今までで成長したなと感じることはありますか?
スヒョン:ファンの皆様をもっと愛して大事にすることがもっと強くなりました。
フン:メンバーの大切さとファンの皆様の大切さ、ステージの大切さを心が感じてどんなことも乗り越えていける経験値ができたことです。
ジュン:ステージ上での余裕、そして日本語だと思います。
――デビューから今まででいい影響を与えてくれた人はいますか?
スヒョン:KISSme、本当に幸せと愛をたくさんくれて今も僕が生きる力になります。
フン:ファンの皆様です。僕の人生において溢れるほどたくさんの愛をもらったことで僕はそれがあったからこそ自信を持って生きることができました。
ジュン:お父さん、お母さんです。何があっても変わらず謙遜しなさいという教えがあったので今の僕がいるのではないかと思います。
――12月25日には日本活動の集大成となるオンラインライブがあります。どのようなライブになるでしょうか?
スヒョン:一生懸命に準備しています。これが最後だとは思わないです。3人のすべての魅力を見せるようなライブにしたいと思い、U-KISSとKISSmeの思い出が感じられるライブにしたいと思います。
フン:最後というより、新たなスタートへ向けてすべての情熱を注ぎたいと思います。
ジュン:本当に頑張って準備しています。最後までU-KISSの多くの魅力と実力をしっかりお届けしたいと思います。ダンスから歌まで、そして新曲の披露もありますので楽しみにしていてください。
「必ずまたU-KISSとしてステージに立つ姿を…」
――今後やってみたいこと、挑戦したいことはありますか?スヒョン:チャレンジというより、いち早くファンの皆様に会って歌を聴かせたいという気持ちだけです。こんな大変な時期だからこそ僕からたくさんのパワーをあげたいです。
フン:映画とミュージカル! もちろんYouTuberとしても道を開いていきたいです。
ジュン:俳優として色々なことにチャレンジしていきたいです。俳優の僕もたくさん応援よろしくお願いします。
――今後、それぞれが活躍するところでファンに見てほしいことや注目してもらいたいことはありますか?
スヒョン:僕は歌とパフォーマンスで皆さんにパワーをあげたいです。注目してほしいところは……スヒョンに注目(^ㅡ^)
フン:アーティストとして成長していくフンを見守ってほしいです。
ジュン:俳優として必要な勉強や色々な経験を重ねていくためたくさん努力していきますので、何卒応援よろしくお願いします。
――活動休止ということで、すぐにでも復活を願うファンも多いようです。今後グループの復活を期待していいでしょうか?
スヒョン:もちろんです! 今はしばらくの間、離れ離れになりますが、またみんなで笑顔で会える日を作るためにリーダーの僕が努力していきます。信じてついてきて!
フン:もちろんです。僕たちメンバーは離れていてもいつも一緒に何かしたいという気持ちが強いです。必ずU-KISSとしてステージに立つ姿をお見せします。
ジュン:グループ活動はいつになるか分かりませんが、またみんな笑顔で会える日を僕も楽しみにしています。
――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
スヒョン:お久しぶりです! U-KISSのリーダースヒョンです。まず一番伝えたい言葉はありがとう、本当にありがとうという言葉です。今はこんなご時世なのでなかなか会えることもできない状況ですが、たくさん応援してくださるKISSmeのおかげで僕は毎日幸せに過ごすことができています。直接会える日がきたら僕たちたくさん話してお互いをもっと愛していきましょう。これからもU-KISSとスヒョンのことを何卒宜しくお願い致します。永遠に一緒にこの手を放さず、一緒に歩いて行きましょう。会える日まで元気でご飯もたくさん食べて、たくさん笑って幸せにいてほしいです。みんな大好き!
フン:今まで皆さんがいなかったら僕はいなかったです。皆さんはフンという人を守ってくださいました。だからこそ足りないところもありますが、皆さんのために頑張っていきたいです。しばらくの間、メンバーそれぞれ道に進むことになりますが、僕たちU-KISSの友情は変わらないものだと思います。また皆さんに僕たちがステージに立って歌う姿をプレゼントしたいと思います。皆さん、本当に本当に心から感謝していて愛しています。
ジュン:本当にたくさんの愛をありがとうございました。またお会いしましょう!
■リリース情報
デジタルシングル「Be good」
配信サイト:https://avex.lnk.to/Be_good
U-KISS「Be good」Jacket Sketch Film
https://www.youtube.com/watch?v=ZxKEnwDUnXI
■関連サイト
U-KISS公式サイト:https://u-kiss.jp/