トウカイテイオーの最後の産駒キセキノテイオー(撮影:田中哲実)

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 91年春クラシック2冠を含むGI・4勝の名馬トウカイテイオーのラストクロップとして注目を集めているキセキノテイオー(牡7、北海道・岡島玉一厩舎)。

 2日、門別3R・3歳以上C4-6 (ダ1000m・10頭立て)で2戦目を迎え、5番人気に推されたものの、勝ち馬から大きく離された7秒2差の10着に終わった。勝ったのはタンバオー(セ3、北海道・角川秀樹厩舎)。勝ちタイムは1分2秒3(良)。

 7月22日のデビュー戦では最下位の6着に敗れ、8月5日に2戦目を迎える予定だったが、右後肢跛行で出走取消となり、仕切り直しとなった今回の一戦。レースはデビュー戦同様、出遅れて後方からのスタート。阿部龍騎手を背に道中は懸命に押し上げ、後方2番手から追走したものの、先行勢を捕えられずシンガリで入線した。

 もともと乗馬競技用馬だったキセキノテイオーは、7歳で競走馬へと転向。異例の高齢でデビューを果たした“奇跡の競走馬”が、帝王の血脈を継承させたい関係者の熱意に応えるべく再び歩みを進めていく。