映画にちなんで親子の話題も

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 声優の小林由美子が12日、都内で行われた『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。しんちゃんの声を務めている小林だが、プライベートでは母・みさえに変貌するようで、子供と怒鳴り合う日常を明かした。イベントにはゲスト声優の仲里依紗、チョコレートプラネット(松尾駿、長田庄平)のほか、着ぐるみの野原しんのすけも参加した。

 本作は、臼井儀人のコミックを原作にしたアニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ第29弾。全寮制の超エリート校に体験入学したしんのすけたちが、校内で次々と起きる謎の怪事件に挑む。

 劇中で描かれる、しんちゃんとみさえ&ひろしの親子の関係性に涙する観客が多いことから、登壇者の親子関係に話が及ぶと、小林は「父親が三味線の先生をやっておりまして、花見の季節になると、三味線を持って近くの公園に連れて行かれて歌わされるので、毎回恐怖でした」と回顧。しかし、そのおかげで「ある程度の度胸はついたかな」とも推測した。

 自身の子供に望むことを問われると、「たくましく生きて、幸せになってくれれば」と願う一方、「上が小学4年生で下が4歳ですが、最近口が達者になった分、毎日朝から大喧嘩をするようになり、『早く起きろって言ってんだろ!』『今起きるのになんでそんなこと言うんだよ!』という感じ」と再現し、「朝からいい腹式(呼吸)の練習になります。みさえの気持ちがよくわかります」と苦笑いした。そうはいっても、『映画クレヨンしんちゃん』を観るたびに「優しくしなきゃなと毎回思う」そうで、特に本作鑑賞後は「限られた一瞬は今だけで、口答えするのも今だけ」と強く感じたことを明かし、「(子供たちを)大事にしたい。感謝の気持ちを伝えていこうと思う」と誓った。

 仲は、「小さい頃、火曜日しか休みがないくらい、毎日習い事づくめで、なんでこんなにやらなきゃいけないんだと思っていた」というが、女優として幅広い活動をしている現在は、「週二回休みがもらえる仕事ではないので、我慢強さが培われた感じがします」と感謝すると、「今は暇が怖い」と吐露。息子には、「自分のペースで勉強を楽しめばいいんじゃないかな」と教えているそうで、「夏休みの宿題も気づいたらやろうぜ! くらいに言っています。ストレスが一番ダメだと思う」と見解を示した。(錦怜那)