オーブン料理でおうち海外旅行。おうち時間に楽しむ “世界のレシピ” 6選

おうち時間で世界各国の料理にチャレンジ!

新型コロナウイルスの影響で、まだしばらく海外旅行を我慢しなければいけない状況が続きそうです。おうち時間が増えている今、今年は海外旅行に行く代わりに、世界の料理を自宅で作ってみてはいかがでしょうか。

ドイツのプレミアム家電ブランド、ビルトインオーブンを展開する「Miele」では、ウェブサイトやインスタグラムでオーブンを活⽤した簡単かつ華やかなレシピを紹介しています。今回はオーブン料理を楽しむポイ ントと、⾃宅にいながら旅⾏している気分になれるこだわりレシピ6選をご紹介します。

実は簡単!見た目も華やかなオーブン料理

オーブン料理は⾯倒で⼿間がかかりそう、⼤変そうというイメージをもつ⽅が多いですが、切る・混ぜるなど下ごしらえをし、オーブンに⼊れるだけなので実はとっても簡単!見た目も華やかで誰でも作れる万能調理方法です。

“ほったらかし” 料理で効率的かつ「時産」に

オーブンに下ごしらえをした⾷材を⼊れてしまえば、ずっと⾒ている必要もなく別の作業ができるので、効率よく料理を進められます。朝ごはん時もトーストしている間に具材の準備、コーヒーを淹れるなど、ほかのことができるので忙しい時の活⽤もおすすめです。

子どもも⼀緒に家族みんなで楽しく料理

子どもと料理をする場合、包丁や⽕など安全に気をつけることが多いと思います。オーブン料理なら、オーブンの中に⾷材を⼊れて扉を閉めてしまうので、子どもが⽕や熱いフライパン、お鍋に触れてしまう危険も避けられますよ。

※子どもの肌は⼤⼈よりも⾼温に弱いので、調理中のオーブンの扉や通気⼝などにはご注意ください。

シンプル料理から凝ったメニューまで料理の幅が広がる

オーブンは何でもおいしく調理してくれる家電!野菜・お⿂・お⾁は焼いただけでシンプルに素材のおいしさを損なうことなく、うまみをさらに引き出してくれます。少し⼿間のかかるお菓⼦やパンは、調理時間やコツを掴む必要はありますが、⾃分で作ることで新しい発⾒や感動も味わえます。

ミニハンバーガー&ポテト

バンズ、ハンバーグ、ポテトもすべてオーブ ン1つで完成します!春のピクニックやホームパーティにもぴったりなひと品です。

材料

<バンズ(6個分)>
・強力粉……200g(半分を全粒粉 / ライ麦粉?)
・ドライイースト……4g
・砂糖……15g
・塩……3g
・無塩バター……20g
・卵……10g
・牛乳……126g

<パティ>
・牛挽肉……500~600g
・塩……2.5g
・粗びきこしょう……適宜
・トマト 中玉……2~3個
・レタス
・チェダースライス
・マヨネーズ、マスタード
・レッドオニオン

作り方

<バンズ>
1. 牛乳とバター以外の材料をすべて混ぜ合わせ、最後に、牛乳→バターを投入。
2. バターを投入して約5分、バターが生地に入るまで捏ねる。生地の表面が滑らかになるよう整えながら丸める。
3. 一次発酵、上下加熱もしくは自動プログラムのイースト生地の発酵で35℃で40分。
4. 生地の大きさが約2倍になったら真ん中に指を差し込み、指の跡が残ったままだったらOK。
5. 発酵した生地を1個65gになるように分割して軽く丸める。
7. トレイの上におき、乾かないように覆いをかぶせて15分ほど休ませる。
8. 生地を平らにし、上のほうを手前に、下のほうを向こうに折り畳み、90℃回転させて同じようにし、生地を綴じる。
9. 綴じ目を下にして、コロコロ転がして丸めていく。
10. トレイの上に生地をのせ、乾かないように覆いをし、二次発酵を20分する。
11. オーブンを予熱する。モイスチャープラス170℃・蒸気注入3回・※あれば「時間制御」を選択、なければ手動で連続する。スチーム1回目を6分後、その後は連続させる。調理時間は20分。
12. 6分後にキッチンタイマーをセットする。それまでに生地の表面に溶き卵を塗っておく。
13. キッチンタイマーが6分後のお知らせをしてくれたら、溶き卵を塗った生地をオーブンに入れて焼く。
14. 焼けたら冷まして、横に半分にカットして、切れ目を上にしてトレイにのせ、グリル220℃、棚位置3で表面をこんがりさせる。
15. マヨネーズとマスタードを表面に塗り、お好みの具材を挟む。 .

<パティ>
1. 牛挽肉を捏ね、塩こしょうで味を調える。バンズの個数分に分割し、焼く。オーブンで焼く場合は、オーブン対応のフライパンで表面に焦げ目をつけてから熱風加熱プラス100で15~20分。刺してみて赤い汁が出るようなら時間を延長する。
2. オーブントレイにのせたパティの上にスライスチーズをのせ、グリルでチーズが溶けるまで加熱する。

⽩⾝⿂カレー&ナン

インドのグルメといえばカレーやスパイス料理。⽩⾝⿂を使った変わり種のカレーです。レモンやパインの酸味とスパイスが絶妙なハーモニーを奏でます。ナンも⽣地からチャレンジしてみてくださいね!

材料(4~6人分)

<白身魚カレー(4~6人分)>
・パイン缶詰……300gぐらい ※少なくても良い
・赤ピーマン……1個
・バナナ……1本
・白身魚……600g
・レモン果汁……大さじ3
・白ワイン……125ml
・パインジュース……125ml(果汁100%)
・塩……小さじ2
・砂糖……小さじ1
・チリパウダー……大さじ1
・カレーパウダー……大さじ2
・コンスターチ……大さじ2

<ナン(小さめ4枚分)>
・強力粉……250g
・サラダ油……大さじ1
・打ち粉……適量
【材料A】
・塩……大さじ1/2
・砂糖……25g
・ベーキングパウダー……大さじ1と1/2
・牛乳……100cc
・水……50cc
・プレーンヨーグルト……25g

作り方

<白身魚カレー>
1.赤ピーマンを細切りにする。白身魚の骨と皮を取り、ぶつ切りにし、レモンをかけておく。パイン缶詰をひと口大にカットしておく。バナナを薄切りにしておく。
2.電子レンジに適した容器に、パイン缶詰、赤ピーマン、バナナ、白ワイン、パインジュース、チリパウダー、カレーパウダー、コンスターチ、塩・砂糖を加え、全体をよく混ぜ合わせる。
3. 材料の入った容器にラップをし、(電子レンジ調理 / 850W / 5分、電子レンジ調理 / 450W / 12分)調理をする。

<ナン>
1.強力粉を計量しておく。材料Aをボウルに入れ、泡だて器でしっかりとかき混ぜる。
2.材料Aの入ったボウルに、強力粉を入れてひとまとまりにする。まとまったらサラダ油を加えてよくこねる。
3.生地をまとめ、バットかボウルに入れて乾かないようにラップをし、「上下加熱」30度で1時間発酵させる。電気オーブン棚位置3にラックを入れ、その上にベーキングストーンを置き、熱風加熱プラス250度でベーキングストーンを熱しておく。
4.発酵が終わったら生地を4等分し、平たく伸ばしながら、熱されたベーキングストーンの上にのせ、約10分焼く。

ブンチャーハノイ

ベトナムの主⾷ライス麺を使った、⽢⾟のつけ麺。 あっさり⽢めの⽢酢スープに、トッピングの⾁団⼦はレモングラスを練りこんだ爽やかな味わいです。

材料(4人分)

<肉だんご>
・ 豚ひき肉……300g
・レモングラス粗みじん……1本分(硬そうなところは外す)
・塩……小さじ1/3
・カラメルソース……大さじ1(なくてもOK。あれば風味がよく、焼きあがった時に良い照り具合になる)
・ヌクマム(ナンプラーで代用もOK)……大さじ1

<付け合わせの大根と人参>
・酢、砂糖……大さじ1ずつ(大根と人参をつける)
・大根……1/4個
・人参……1/2本

<つけだれ>
・ヌクマム……大さじ3 と1/2
・レモン汁……大さじ2
・砂糖……大さじ3
・水……150cc
・唐辛子……1本(風味付けに液体に入れておく)

ブン(麺)……適量(食べたい量)
※素麺でも代用可

<付け合わせの葉もの>
レタス、ハーブ(青しそ、ミントなど香りの良いもの)もやし、など

作り方

<肉団子>
1. ボウルに豚ひき肉、みじん切りしたレモングラス、塩、カラメルソース、ヌクマム、砂糖を入れてよく混ぜ15分ほどおく。
2. 1個20~25gぐらいの団子状にし、オーブンのトレイにのせ、熱風グリル200℃で10分焼く。

<付け合わせの大根と人参>
1. 大根と人参は薄切りにし、酢と砂糖と和えておく。
2. ボウルに<つけだれ>の材料すべてと、2.の大根と人参を入れつけておく。

<つけだれ>
材料をすべて合わせて、置いておく。

ブン(麺)
ブン(麺)の準備をする。あらかじめお湯につけておき、やわらかくなったら沸騰したお湯で歯ごたえが残るぐらいの硬さ(アルデンテ)まで茹でる。
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<仕上げ>
シェアする場合は、大き目のお皿にブン(麺)、付け合わせの葉ものを盛りつける。肉団子と<付け合わせの大根と人参>は別の器に盛りけておき、好きな分取れるように用意しておく。

<つけだれ>に<肉団子><付け合わせ>葉ものを入れ、ブン(麺)をつけていただく。ブン(麺)を食べる分だけ茹で、残った<つけだれ>と<付け合わせ><肉団子>はとっておき、翌日も使えるようにしておくと無駄がなくて良い。

フムス&ピタ

中東で⾷べられているペースト料理 フムス。ひよこ⾖をたっぷり使うフムスはヘルシーで栄養満点です。ピタと⼀緒にどうぞ。

材料

<フムス>
・ひよこ豆……200g
・にんにく……2片
・クミンパウダー……小さじ1/2
・ごまのペースト(タヒニor白ごまペースト)……大さじ3~4
・スモークパプリカ……小さじ1/4
・塩……小さじ1
・こしょう……小さじ1
・レモン汁……小さじ2-3
・オリーブオイル……大さじ1

<ピタ>
・ドライイースト……小さじ2
・砂糖……小さじ1/2
・全粒粉……35g
・中力粉……310g
・塩……小さじ1
・オリーブオイル……大さじ2
・ぬるま湯……1cup

作り方

<フムス>
1. ひよこ豆を水で洗い、たっぷりの水で浸水させる。
2. スチーム調理用の穴なしトレイにひよこ豆と豆がしっかりかぶるぐらい水を入れる。そこへ皮を剥いたにんにくとクミンパウダーも入れる。スチーム調理100℃で50分加熱する。
3. 加熱が終わったらそのまましばらく冷ます。煮汁を100ml取っておく。次のステップでピューレするときに使用する。加熱が終わったひよこ豆を軽く一握りぐらい取っておく。盛りつけ時に使う。
4. 豆をピューレする。ひよこ豆、取っておいた煮汁100ml、レモン汁、ごまのペースト、パプリカパウダー、塩、こしょう、クミンを入れてミキサーにかける。
5. お皿に盛りつけ、オリーブオイルを回しかける。取っておいたひよこ豆を上からちらし、パプリカパウダーもかける。 .

<ピタ>
1. 生地を作る。ボウルにぬるま湯200ml入れ、そこへドライイーストと砂糖を加えてイーストが溶けるまでしっかりと混ぜる。
2. 1.のボウルに全粒粉、中力粉77g(すでに計量してある310gから)を加えて全体を混ぜ合わせ、気泡ができてくるまで約15分ほど温かい場所においておく。
3. 2.へ塩、オリーブオイル、残りの中力粉を入れ、木べらか箸でかき混ぜまとめていく。粉を少々まぶし、ボウルの中で1分ほど捏ねて、全体をまとめていく。
4. まとまったら平なところに生地を出し、生地の表面がなめらかになるまで軽く2分ほど捏ねる。乾かないように覆いをして10分ほど休ませる。
その後さらに2分ほど捏ねる。生地がしっとりとしていればベスト。
5. ボウルをキレイにしてそこへオリーブオイルを薄く塗り、まとまった生地を入れ、
【電気オーブン・レンジ機能付きオーブンの場合:乾かないようにしっかりと覆いをして特別プログラム「イースト生地の発酵」もしくは「上下加熱」で35℃、生地が2倍の大きさになるまで1時間ほど発酵させる。】
【スチームオーブンの場合:覆いはせず(スチームオーブンの場合はスチームが出るため)に、特別プログラム「イースト生地の発酵」35℃で生地が2倍の大きさになるまで1時間ほど発酵させる。】
6. オーブンを、上下加熱 240℃で予熱スタートする。電気オーブンの場合はベーキングストーン使用し、棚位置2へラックを入れ、その上にベーキングストーンをのせて30分以上予熱する。
スチームオーブン・レンジ機能付きオーブンの場合は、トレイを取り出しておき、熱風加熱プラスもしくは上下加熱で出せる最高の温度に設定して予熱しておく。生地を8等分してそれぞれを丸め、乾かないように覆いをして10分おく。
7. 10分おいた生地を直径約20cm、4~5mm厚の薄い円形にし、表面に軽く粉を振る
8. 熱しておいたベーキングストーン、もしくは取り出しておいたトレイの上に生地をのせ、約2分焼成し、生地が膨らんだらひっくり返してさらに30秒~1分焼く。うっすらと焼き目が見えてきたらOK。
9. 焼きあがったら布に包んで温かく保存しておく。

バイヤルディ

南フランスからは、スライスした野菜を並べてオーブンで 焼くだけのバイヤルデ。簡単 なのに華やかでパーティのときにおすすめです。

材料(4人分)

<トマトフォンデュ>
・トマト(よく熟れたもの)……300g
・エシャロット……50g
・オリーブオイル……20g
・ニンニク……1片
・塩……少々(野菜)
・ズッキーニ(緑)……2本
・トマト……3個
・茄子……2本
・ニンニク……1片
・パルメザンチーズ……30g
・タイム……2本

調理機器:スチームクッカー付きオーブン、電子レンジ付きオーブン

作り方

<トマトフォンデュ>
1. トマトを湯むきし、種と皮を取り除き、粗みじんにする。
2. 2_鍋にオリーブオイルとニンニクを入れ、ニンニクの香りを出す。
3. 細かくみじん切りにしたエシャロットをひとつまみの塩を加えゆっくり炒め、手順1. を加える。
4. 紙蓋をして、弱火で15分煮込む。

<グラタン皿を使用>
1. 野菜を3mm幅にスライスする。
2. グラタン皿にトマトフォンデュを敷き、彩りよく野菜を並べる。
3. 芽を取り除き薄切りにしたニンニク、パルメザンチーズをのせ、オリーブオイルを垂らし、最後にタイムを置いて200℃のオーブンで15分焼く。

<注意点とアレンジ>
材料の野菜は、直径が同じ野菜でそろえる。
上火の強いグリルモードで焼いてください。フォンデュの代わりにご飯やパスタを敷いて、ドリア、マカロニグラタンというのもおすすめです。

鯛めし

オーブンは実はご飯も炊けるんです! オーブンで作る鯛めしは、ふっくら炊きあがったごはんに鯛の出汁が効いて美味。鯛をすべて混ぜ込まず切り⾝を残して鯛めしにのせてお茶漬けにするのもおすすめです。

材料

・鯛(切り身)……3切れ
・米……3カップ
・昆布……5センチ四方2枚
・水……3カップ
・濃口醤油……大さじ3
・砂糖……大さじ2と1/2
・みりん……大さじ2
・みつば、ゆず

作り方

1. 水3カップに昆布を入れ、冷蔵庫でひと晩だしを取る。米を洗ってザルにあけ水を切っておく。
2. バットのようなものに醤油、砂糖、みりんを入れて、すべてを混ぜ合わせる。バットの中で鯛の切り身の両面にまんべんなくまわるようにする。しばらく(20分ほど)置いておく。
3. 昆布を水から取り出す。鍋に米、昆布だしを入れ、その上に鯛の切り身をのせる。蓋をして熱風加熱プラス220℃で30分炊く。
4. 炊けたら鯛を取り出し骨を取り、ごはんと混ぜ合わせる。

オーブン料理で旅行気分を味わおう

オーブンを使えば料理の幅もグッと広がりますよ。「Miele」のウェブサイトやインスタグラムでは、オーブンを活用したレシピが多数公開されています。ぜひチェックしてみてくださいね!