まだ正式な発表はなされてはいないが、もう間も無くしてボルシア・メンヒェングラードバッハは、インテル・ミラノからヴァレンティーノ・ラザロを迎え入れることになるだろう。24才のMFとインテルとの契約は2023年までとなっているが、まずは1年間の期限つきで加入し、さらに2000万ユーロを若干下回る形での買取オプションが付随する見込み。

 同選手にはバイヤー・レヴァークーゼンからの関心も寄せられていたものの、それでもグラードバッハが下馬評では優位と見られており、それは来季に向けてチャンピオンズリーグの舞台を用意できるという点も挙げられるが、何といってもRBザルツブルク時代の恩師、マルコ・ローゼ監督の存在が大きいだろう。

 ローゼ監督も高く評価するそのポリバレントさを持つラザロは、ローゼ監督が採用するプレッシングサッカーにも非常にマッチしており、まだ具体的にどこで起用されるかはわからない。ただ昨夏に同じくRBザルツブルクから獲得したシュテファン・ライナーとの右サイドのコンビも想像できる。ちなみに今夏最初の補強選手も、RBザルツブルク時代に指導していたハネス・ヴォルフだった。

 1年前にもラザロはグラードバッハの獲得希望リストに名を連ねてはいたものの、最終的に移籍金2250万ユーロでインテルへと移籍。ただ今冬ではニューカッスルにレンタル移籍しており、そこでの半年間にて13試合に出場。これからはかつての恩師の下、グラードバッハにて再起をかけることになる。