米ロケット・ラボは米国時間7月4日、小型ロケット「エレクトロン」の打ち上げに失敗しました。


ニュージーランドより打ち上げられたエレクトロンは、第2段エンジンの燃焼中に問題が発生し、高度と速度が低下したために予定軌道に到達せず、落下しました。


なおエレクトロンはプラネット、インスペース・ミッションズ、日本のキヤノン電子を含む、3社の顧客による7機の小型衛星が搭載されていました。これの衛星も、ミッションの失敗により失われています。


エレクトロンはこれまで12回のミッションで合計53機の人工衛星を打ち上げた実績があります。また2021年には、NASAとの契約のもとで月にキューブサットを投入するミッションも実施します。


 


Image: ロケット・ラボ
Source: Space.com
文/塚本直樹