柳井正氏(2018年10月撮影)

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 アメリカの経済誌「フォーブス(Forbes)」が、2020年版の日本長者番付を発表し、「ユニクロ(UNIQLO)」などを展開するファーストリテイリング社長の柳井正氏が昨年に引き続き首位に輝いた。

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 柳井氏の保有資産は2兆3,870億円で、前年(2兆7,670億円)から3,800億円減少した。2位は昨年に引き続きソフトバンクの孫正義会長兼社長で、ソフトバンクが大株主となっているウィーワークの上場中止などの影響から保有資産が減少し、2兆1,940億円となった。3位はキーエンス創業者の滝崎武光会長で、保有資産額は2兆1,190億円だった。

 ファッション関連企業では、ワークマン前会長の土屋嘉雄氏(保有資産額3,530億円)が今年初めて番付入りを果たし、12位にランクイン。ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(同2,030億円)は昨年順位を大幅に落とし44位となっていたが、今年は23位に浮上した。なお、昨年47位だったしまむら創業者の島村恒俊氏は今年ランキング上位50位に入らなかった。

 フォーブスによると、日本長者番付の上位50人の資産総額は1,680億ドル(約18兆円)で前年から5%減少。50人のうち半数以上に当たる28人が前年から資産総額を減らしたが、新型コロナウイルスの影響は想定よりも比較的小さいと見ている。

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■日本長者番付トップ10
1位 柳井正(ファーストリテイリング) 2兆3,870億円
2位 孫正義(ソフトバンク) 2兆1,940億円
3位 滝崎武光(キーエンス) 2兆1,190億円
4位 佐治信忠(サントリーホールディングス) 1兆60億円
5位 高原豪久(ユニ・チャーム) 6,320億円
6位 三木谷浩史(楽天) 5,780億円
7位 重田康光(光通信) 5,030億円
8位 毒島秀行(SANKYO(パチンコ)) 4,390億円
9位 似鳥昭雄(ニトリ) 4,280億円
10位 森章(森トラスト) 4,170億円

■フォーブス:日本長者番付2020年版トップ50