ロケット・ラボは小型ロケット「エレクトロン」のブースターを空中から投下し、ヘリコプターにて回収するテストに成功しました。


ロケット・ラボは2段式ロケットのエレクトロンの、ブースターの再使用を目指しています。これは、打ち上げたエレクトロンのブースターをパラシュートによってゆっくりと降下させ、フックをぶら下げたヘリコプターによって回収する、というものです。


そしてロケット・ラボはニュージーランド沖にて、4月にテストを実施。1機のヘリコプターがテスト用のブースターを落下させパラシュートを展開し、高度約1500メートルにて別のヘリコプターがぶら下げたフックにより回収。その後、ヘリコプターはブースターを陸地まで移動させました。


なお、ロケット・ラボは2020年後半には空中でのブースターの回収ではなく、パラシュートによる海上への着水と、船による回収だと説明されています。また同社は、2019年のエレクトロンの打ち上げでブースターの制御落下を実施しており、さらに今年中にはバージニア州ワロップス島からの打ち上げも開始します。


 


Image: ロケット・ラボ
Source: Space.com
文/塚本直樹