2015年6月に発表された「ファイナルファンタジーVII リメイク(FF7 リメイク)」が、クオリティアップのための度重なる延期を経て、2020年4月10日についに全世界同時発売されます。そんな「FF7 リメイク」の体験版が発売を目前に控えた2020年3月2日に突如公開されたので、実際にプレイしてみました。

FINAL FANTASY VII REMAKE DEMO | 公式PlayStation Store 日本

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「FF7 リメイク」体験版のタイトル画面はこんな感じ。なお、ダウンロード容量は7.51GB。



初回プレイ時にはゲームの難易度を選択します。選択肢には「EASY」と「NORMAL」の他に、FF7のコマンド式の戦闘システムで遊べる「CLASSIC」も用意されています。今回は「NORMAL」を選びました。



オープニングムービーでは、ヒロインの1人であるエアリスも登場。このオープニングムービーはYouTubeでも公開されています。

FINAL FANTASY VII REMAKE オープニングムービートレーラー - YouTube

体験版では、ミッドガルに設置された発電施設「壱番魔晄炉」を襲撃するという「壱番魔晄炉爆破作戦」を最後まで遊べます。



電車の屋根上に乗って壱番魔晄炉に向かう大剣を背負った兵士が……



主人公のクラウド。



クラウドたちは壱番魔晄炉を爆破するという目的を果たすために、神羅兵を倒しながら壱番魔晄炉の中核部分まで突き進みます。



移動中に敵と出会うとエンカウント等なくそのままシームレスに戦闘がスタート。実際の戦闘シーンはこんな感じ。

「ファイナルファンタジーVII リメイク」体験版で遊べる戦闘シーンはこんな感じ - YouTube

FF7では半リアルタイムのコマンドバトルでしたが、「FF7 リメイク」は自分でキャラクターを動かして戦うアクションバトルとなっており、感覚的にはファイナルファンタジー XVと近いものになっています。敵も味方もリアルタイムで動き回りながら、攻撃・防御・回避などの各種アクションを行うようになっており、プレイヤーが意のままにクラウドのバスターブレードを振り回すことが可能です。



敵の攻撃はフィールド上の柱などを使って回避することもできます。



攻撃を当てたり敵の攻撃を防御したりすると、「ATBゲージ」がたまります。ATBゲージは2メモリ分存在します。



このATBゲージを消費することで、ABILITY(アビリティ)・MAGIC(魔法)・ITEM(アイテム)などのバトルコマンドを実行することができます。バトルコマンド実行中は、戦闘がスローモーションになりますが、L1ボタンのショートカットに登録したアビリティ・魔法・アイテムはバトルスピードを損なうことなくスピーディに使用可能です。



体験版でクラウドが使用できるアビリティは、敵を一刀両断する「ブレイバー」と、鋭い突きで間合いを一気に詰めて攻撃する「バーストスラッシュ」の2つ。なお、アビリティはATBゲージを消費すれば何度でも使用可能なため、爽快なアクションを思う存分楽しめるようになっています。

「ファイナルファンタジーVII リメイク」の体験版でクラウドが「ブレイバー」「バーストスラッシュ」のアビリティを使う様子 - YouTube

△ボタンではキャラクターの固有アビリティが発動可能。クラウドの固有アビリティは「モードチェンジ」で、攻守のバランスに優れた「アサルトモード」と攻撃力に特化した「ブレイブモード」を切り替えられます。ブレイブモードでは□ボタンの通常攻撃が強化され、敵の近接攻撃をガードすると自動でカウンターが発動するようになりますが、移動が遅くなるなどのデメリットも。



体験版の中盤では、反乱組織アバランチのリーダーであるバレットがパーティーに加入。複数のキャラクターがパーティーにいる場合、十字キーで自由に操作キャラクターを切り替えられます。バレットの通常攻撃は右腕のガトリングガンによる射撃、固有アビリティはガトリングガンの砲火を浴びせる「ぶっぱなす」



雑魚敵相手なら通常攻撃一辺倒でも十分戦うことが可能ですが、ボス相手ではアビリティや魔法を駆使しないと苦戦する印象。アイテムや魔法での回復にもATBゲージが必要なので、どうやってATBゲージを溜めるか、溜めたATBゲージをどのように使うかの判断がカギとなります。



フィールドでは、宝箱を開けたりオブジェクトを破壊したりして、アイテムなどをゲット可能。



メニュー画面ではマップや装備を確認可能。「ファイア」のマテリアを装着していますが、体験版なのでマテリアの着脱はできません。



実際にプレイしてみると、グラフィックや戦闘システムはFF7から大きく変わっているものの、フィールド上で流れるBGMやストーリーは壱番魔晄炉爆破作戦終了時点までではあるものの、「FF7 リメイク」でも変わらず。そのため、「最先端のビジュアルでFF7をプレイできる」ことには素直に感動を覚えます。



戦闘中や非戦闘時にはキャラクター同士が掛け合いを行うのですが、それもFF7 リメイクの魅力のひとつとなりそう。体験版でパーティーを組めるのはバレットのみですが、バレットは鼻歌交じりにファイナルファンタジーでおなじみのファンファーレを口ずさんだり、クラウドと軽快なやり取りをおこなったりします。



体験版は、ボスであるガードスコーピオンを倒して壱番魔晄炉爆破作戦を完遂させるところまでプレイ可能。実際のプレイ時間は約1時間ほどだったので、サクッと「FF7 リメイク」がどんな感じなのかを体感することができました。



なお、実際にプレイしたユーザーの反応を見ると、難易度「NORMAL」では難しかったという意見もチラホラ見られます。体験版のボスであるガードスコーピオンはとにかくHPが多く、道中に登場する神羅兵などとは全く別次元の強さとなっているので、ボスとのバトルを楽しみたい場合は「NORMAL」、アクションゲームが苦手な人やストレスなくプレイしたい人は「EASY」あるいは「CLASSIC」を選べば良さげです。





「ファイナルファンタジー7 リメイク」はPlayStation 4専用ソフトで、2020年4月10日(金)全世界同時発売予定です。

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