米空軍の偵察機E8Cが18日に韓国上空を飛行した(イラスト)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、米空軍の偵察機E8Cが18日に韓国の上空を飛行した。北朝鮮のミサイル基地や地上設備などを監視する目的だったとみられる。

 E8Cの飛行は5日、7日に続き今月に入り3回目。同機は位置を識別できる装置を意図的に作動して飛行した。

 攻撃レーダーシステムなどを搭載したE8Cは、高度8〜12キロから北朝鮮軍のミサイル基地、野戦軍の機動、海岸砲と長距離砲の基地といった地上の兵力と兵器の動きを細かく監視できる。滞空時間は9〜11時間ほど、航続距離は9270キロに及ぶ。

 韓国軍関係者によると、北朝鮮のミサイル基地で特異な動向はみられず、現在進められている冬季軍事訓練も例年より縮小された。

 軍関係者の間では、北朝鮮が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、多くの兵力と装備が動員される野外軍事訓練を縮小したとの見方が出ている。