リバプール移籍時の秘話を元イングランド代表FWキャロルが明かす「お願いだからメディカルを通らないでくれ」

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ニューカッスルの元イングランド代表FWアンディ・キャロルが、リバプール移籍時の秘話を明かした。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。

キャロルは、ニューカッスルの下部組織で育ち、2006年にトップチームへと昇格。17歳と300日でUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)でデビューを果たし、クラブ史上最年少デビュー記録を持っていた。

当時は、マイケル・オーウェンやオバフェミ・マルティンス、マーク・ヴィドゥカらが在籍していたこともあり、チームでの出場機会がなかったキャロル。しかし、チャンピオンシップ(イングランド2部)へ降格すると、主力選手が退団し出場機会を得た。

頭角を現したキャロルは、チームのプレミアリーグ昇格に貢献すると、昇格したシーズンも大活躍。そして2011年1月にフェルナンド・トーレスの後釜として、リバプールへと移籍した。

当時、イギリス人選手として最高額の3500万ポンド(約45億円)でリバプールへと移籍することになったキャロル。大きな期待を寄せられていた中、移籍時の秘話をついに告白。リバプール行きが破談になることを望んでいたと明かした。

「何が起きたか知っているか?僕はその時にケガをしていた。僕が考えたことは、『お願いだから、メディカルチェックを通らないでくれ』だったよ」

「ヘリコプターに乗った瞬間、戻ってきたいと思ったね。僕はそれが起こらざるを得ないとわかっていた。ただ、年齢を問わず、僕はピッチに戻り、ニューカッスルのためにプレーする必要があった」

「たくさんの人が外にいて、ニューカッスルのトレーニング場をケビン・ノーランの車で出て行ったことを覚えている。彼の家に行って、テレビで観たんだ。僕は『僕は行かないよ』と言う感じだった。前日に家と猫を買ったばかりだったからね!」

「でも、それから僕は『出て行く』と言われたんだ。そして、そうなったんだ」

「僕はずっとそこで止まっていた。そしてヘリコプターでは『何が起きているんだ?何をしてるんだ?』とずっと考えていた」

「でも、振り返ってみると、選手として、そして人間として僕をどのように形成したのか、正直になりたかった。僕はおそらく、街から出て成長する必要があったんだ」