第1回大会で優勝した韓国代表【写真:Getty Images】

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プレーオフ日程は最大10月30日まで 少なくとも6人は直前合流

 11月に開催される「WBSCプレミア12」で前回覇者の韓国はオープニングラウンドをグループCで戦う。韓国紙「中央日報」はこの韓国代表の“非常事態”に言及。「韓国は選出された代表メンバーのうち半分の選手でやりくりする」と衝撃的なタイトルで報じている。

 10日に始動した韓国代表チームだが、この時点では代表選出28人のうち、10人しか集まることができなかったと同紙は伝える。韓国野球リーグKBOは未だポストシーズンの序盤という段階にあり、10月最終日になってようやく、韓国代表は全体が揃って練習できることになるという。

 現在のスケジュールでは、韓国シリーズ(KBO版日本シリーズ)の第7戦は10月30日に予定されているが、韓国代表はといえば11月1日、2日にプエルトリコとの練習試合が組まれている。7戦(4勝制)シリーズのため早く終了する可能性もあるが、いずれかの試合が再び組み直されることになれば、「韓国は非常に困難な状況に立たされることになる」と同紙は指摘する。

場合によっては11人の選手が大会開幕数日前まで代表に合流できない!?

 そもそも今年のKBOは、3月23日に“史上最速”で幕を開けていた。これは「プレミア12」と日程が確実に被らないように、という配慮のもとだったという。しかし、雨やほこり(PM2.5)の影響で度重なる試合中止があり、さらには9月に何度も台風に見舞われ、再試合がさらに延期に。結果的には「2019年シーズンは史上屈指の(日程の)長さとなった」というのだ。

 また同紙は「キム(韓国代表監督)のロースターにおいて、ベアーズから選出された選手は最多である。しかしながら、キウム・ヒーローズがもし韓国シリーズまで進出した場合、雲行きは更に怪しくなる。5人のヒーローズの選手が代表に参加する予定だからだ」と伝える。レギュラーシーズン1位の斗山ベアーズは韓国シリーズへの切符をつかんでいるが、ベアーズからは6選手が代表に選出されている。

 つまり、場合によっては11人の選手が大会開幕数日前まで代表に合流できないというのだ。前回大会では準決勝で日本に逆転勝ち。決勝戦でもアメリカを8-0で下し、初代王者に輝いた韓国代表だが、今回は始まる前から暗雲が立ち込めている。(Full-Count編集部)