主な年齢の平均余命(厚生労働省『平成30年簡易生命表』よりAging Style編集部作成)

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厚生労働省は30日、「平成30年簡易生命表」を公表した。2018年(平成30年)の日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳。それぞれ前年に比べ0.16歳と0.05歳延び、ともに過去最高を更新した。

厚労省が毎年公表する生命表とは、日本在住の日本人について、仮にその1年間の死亡状況が今後も変化しないとした場合、各年齢の人が1年以内に死亡する確率や、平均してあと何年生きられるかという期待値などを、死亡率や「平均余命」といった指標により算出したもの。0歳児の場合の平均余命が平均寿命だ。

では、2018年に100歳だった人の平均余命はというと、男性は1.82年、女性は2.31年。つまり平均寿命に置き換えるとそれぞれ101.82歳と102.31歳だったことになる。(画像では100歳まで5歳刻みで、便宜上、存命者の平均寿命とした年齢を各々の平均余命とともに記載)

生命表には「簡易生命表」と「完全生命表」の2種類があり、簡易生命表は毎年、完全生命表は国勢調査や人口動態統計に基づき5年ごとに作成される。完全生命表は2017年3月に公表された「第22回生命表(完全生命表)」が最新のものだ。

【参考】
平成30年簡易生命表の概況(厚生労働省/2019年7月30日公表)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life18/index.html

医師・専門家が監修「Aging Style」