7月は「愛の血液助け合い運動」月間

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7月1日から「愛の血液助け合い運動」月間がはじまった。
近年、急速な少子高齢化が進み献血者数は年々減少する一方。特に若者の献血離れは深刻で、この10年間で10代・20代・30代の献血者数が約35%減少している。

こうした現状を受け、厚生労働省、日本赤十字社、各都道府県などが中心となり、7月を「愛の血液助け合い運動」月間とし、献血への理解と協力を呼びかける啓発活動を行っている。7月11日には、第55回献血運動推進全国大会が開催され、石川県立音楽堂で献血功労者及び団体の表彰や郷土芸能のパフォーマンスなどが行われる予定だ。

日本では1日あたり約3,000人が輸血を必要としていると言われている。だが、血液(血液製剤)には有効期限が定められており、有効期間が長い赤血球製剤でも採血後21日間、期間の短い血小板製剤は4日間しかもたず、検査時間を除いた実質的な使用可能期間は3日間程度しかない。

献血をする人が年々減り続けている背景には、献血したことがない人にとっての心理的ハードルの高さがある。だが、実際にはさほど時間もかからず、病気やケガで血液を必要とする方のためにすぐに役立つことができる最も身近なボランティア活動なのだ。

●7月は「愛の血液助け合い運動」月間です
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05321.html

●献血つながりプロジェクト「みんなの献血」
https://www.min-ketsu.jp/

医師・専門家が監修「Aging Style」