メッシを外して中心にすべき、アルゼンチン代表5名のタレント

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『FOX』は「アルゼンチン代表でリオネル・メッシを置き換えるべき5名のタレント」という記事を掲載した。

今回のコパ・アメリカはベスト4に入ることが出来たが、試合の内容としては全体的に芳しくないものになってしまったアルゼンチン代表。

中心となっているリオネル・メッシはバルセロナで見せているようなパフォーマンスを見せることはなく、一向に組織力が向上しない状況にある。

そろそろメッシはもう外したほうがいいのではないか…そんな声も上がるなか、彼を置き換えられる5名のタレントとは?

クリスティアン・パボン

クリスティアン・パボンは、リオネル・メッシのようにゴールをたくさん決めるような選手ではないものの、数多く抱えている優秀なストライカーにチャンスを供給できる存在だ。

彼は代表チームでまだ11試合しか出場していないが、より大きな責任と重要な役割を手渡せば、何年もの間アルゼンチンの中心的な司令塔として立場を固められるはずだ。

この23歳は現在ボカ・ジュニオルスでプレーしている。108試合で28ゴール32アシストを記録している天才はそろそろブレイクの時を迎えるだろう。アーセナルやバルセロナを含め、ヨーロッパのクラブが接近しているとか。

ラウタロ・マルティネス

アルゼンチンは豊富なストライカーを生み出す歴史がある。ラウタロ・マルティネスはしばしば代表のセレクションから漏れてしまうが、すでに国際的な舞台で4ゴールを決めた。状況を考えればよくやっている。

ラウタロ・マルティネスはまだ21歳という若さでありながらも、そのパフォーマンスはインターナショナルレベルだ。昨年ラシンからインテルに渡ったが、環境の変化や出場機会の一時的な減少にも動じることはなく、58試合で26得点を決めている。

リオネル・メッシと比べればやれることは少ないかもしれないが、よりシンプルなプレーに合致する選手だ。彼らのようなストライカーにどうゴールを取らせるかを考えたシステムのほうが、アルゼンチンには合うだろう。

ジョバニ・ロ・セルソ

クリスティアン・エリクセンを失うかもしれないトッテナム・ホットスパーが、その後釜候補として狙っていると言われるロ・セルソ。

アルゼンチン代表は近年創造性のある中盤の選手を欠いており、ファイターばかりになっている。だからこそメッシがやらなければならないことが増加し、チーム全体に悪影響を及ぼしている。

それを解決させるためにロ・セルソは重要な存在になる。彼がいれば前線の選手が下がって組み立てる必要もないのだが、メッシと併用するとそれをやってしまうのが問題である。

マウロ・イカルディ

2013-14シーズン開始以来、インテルで219試合に出場し124ゴールを決めてきたイカルディ。間違いなく世界で最も優れたストライカーの一人であるが、アルゼンチン代表からは排除されている。

彼はセルヒオ・アグエロやゴンサロ・イグアイン、カルロス・テベス、ロドリゴ・パラシオらの後塵を拝してきた。しかしもはやかつてのライバルは高齢であり、イカルディを使わない理由はない。

リオネル・メッシの時間が終わったと考えるなら、まず入れるべきはイカルディだ。彼を中心としたシンプルなサッカーをすれば、自然と結果は出るはずである。

パウロ・ディバラ

メッシのプレースタイルと似た選手はほとんどいないが、ディバラはその数少ない存在の一人だ。

彼はユヴェントスで選手として進化し、182試合で78ゴール31アシストを記録した。ただアルゼンチン代表ではメッシとの併用が難しく、20試合で1ゴールしか決めていない。歴代の監督はメッシとディバラを使いながらチームのバランスを保つ方法を見いだせなかった。

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しかしリオネル・メッシがもう戻ってこないのなら、ディバラを中心に据えるべきだ。メッシより彼が優れていることもある。それは、ユヴェントスで脇役になる経験をしているという点であり、チームとしては使いやすいだろう。