劇団4ドル50セント「あなたがいなくて僕たちは」の会見&ゲネプロの様子

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7月3日、東京「原宿駅前ステージ」にて秋元康さんのプロデュースによる劇団 4ドル50セントのスマホドラマの劇場版として、舞台「あなたがいなくて僕たちは」の会見とゲネプロが行われた。

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今作の「あなたがいなくて僕たちは」は、5月よりLINE LIVEで実施された生配信ドラマの総決算としてリアルの舞台で実施するもので、「もしも劇団 4ドル50セントの演出家・丸尾丸一郎が死んでしまったら」という物語を生きるなかで、劇団員たちのバラバラの想いがあふれ出すという異色の青春群像劇になっている。舞台とミニライブの2部構成。

昨年に第一回の本公演を終えて以降、個々の活動でドラマ、映画への出演やグラビアでの出演、さらには大型ファッションショーでのライブなど活動の幅を広げている劇団 4ドル50セント。

主演の湯川玲菜さん、前田悠雅さん、福島雪菜さん、谷口愛祐美さん、岡田帆乃佳さん、仲美海さん、立野沙紀さん、隅田杏花さん、田代明さん、樹亜美さん、堀口紗奈さん、乃々さん、中村碧十さん、うえきやサトシさんの14名が出席した。

湯川玲菜さんは、「初日を迎えて緊張でいっぱいです。私たちが舞台に立つのが半年ぶりになるのですが、みんなでこうやって一緒に舞台ができることをうれしく思います。観に来てくださるお客さまに何かひとつでも持って帰っていただけれるように、私もひと公演ひと公演大切に演じたいと思います」と語った。

前田悠雅さんは、「台本をもらったときに、今回は自分の役として舞台に立つんですけど、ふだん劇団員同士で言わないようなことを言わなきゃいけなかったりするシーンとかありますので、今回の舞台はやりたくないなと思っていた時間が長くて、でもこのステージに立つようになってから、逆に台本を通して言えることが、自分を変えるいいきっかけになるというか、うれしいことだなと思えた瞬間がこの2日間ぐらいでありましたので、この公演で自分をもっと変えたいと思っています。何を持って帰ってもらってもいいので、お客さんにも一緒に考えてもらう舞台になればいいなと思っています」とコメント。

福島雪菜さんは、「演出脚本の山崎さんと劇団員ひとりひとりが、しっかりと話し合いをさせてもらってそこから台本に台詞を取っていたりする部分もあるので、同じ劇団員でもあの子はこんなことを思っていたんだとか、結構心に刺さる言葉とかもあって観ているお客さんもきっと同じ境遇だったり、感情だったりするかもしれません。劇団員とお客さんという立場の違いがあっても共感できる部分だったり、何かしら全身でびびっと感じていただけるようなそんなお芝居ができたらなとおもいます」と話した。

リーダーの岡田帆乃佳さんは、「私はすごく不安です。これまでの作品は与える!熱量!みたいな王道の作品が多かったのですが、今回初めてこういった生々しい内容の作品をお見せするので、今までの4ドル50セントを知ってくれていたお客さんにどう受け入れられるんだろうとかと思っていました。ただ段々と、不安だけど楽しいという気持ちに変わってきて、初めて観てくれたお客さんが、今回の作品を通じて劇団4ドル50セントと距離が近くなればいいな、私たちの根っこの部分を知ってもらえて、もっと好きになってもらえるんじゃないかなと思い出し始めました。不安を楽しみながら自信を持って、この思いをぶつけられたらなと思います」と熱く語った。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス/野木原晃一)