ジョコ「きっと明るい未来が待っている」。準優勝のチチパスに賛辞[ATP1000 マドリード]

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「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5〜12日/クレーコート)の大会最終日、男子シングルス準決勝で第8シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-3、6-4で破った第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が試合後のセレモニーで喜びの声を語った。

先に登壇したチチパスは「まずは母の日、おめでとうございます。お母さんの方々におめでとうと伝えたいです」と語り始めた。そして「ノバクおめでとう。あなたのすることに刺激を受けます。まさに優勝するにふさわしいプレーでした」と優勝したジョコビッチのプレーを称えた。そして自身とジョコビッチのチーム、大会関係者や観客に感謝を述べ、最後に「また来年もみなさんにお会いしたいし、良い思い出を作りたいです」と締めくくった。


続いて登壇したジョコビッチは「チチパスありがとう。君は本当にテニス界の新しいスターです。きっと明るい未来が待っていると思います。あなたの素晴らしいプレーを見ることができて幸せです」と準優勝のチチパスの健闘を称えた。そして「なによりも素晴らしいのはその性格です。あなたが小さい頃から知っていますが、だいぶ大きくなりましたね。そして強くなりました。このコートで一緒にプレーできて嬉しいです。この先、また何度もプレーできることを願っています」とチチパスに語りかけた。


そして「チチパスも言っていましたが、みなさんはテニスをよく知っている素晴らしいお客さんです。私たち選手はここに来てみなさんの前でプレーすると心地良いですし、いつも歓迎されている気持ちになります」と観客に感謝を述べると、チームや大会関係者にも感謝を伝えた。


最後に、新しく同大会のトーナメント・ディレクターに就任したフェリシアーノ・ロペス(スペイン)に向かって「あなたは今週、本当に素晴らしかった。あなたのスタイリストが誰かは分かりませんが、この10日間、あなたの着ているスーツはどれもかっこよかったです。よくやったね」と語り、会場の笑いを誘ってスピーチを締めくくった。


また、試合後に行われたオンコートインタビューでジョコビッチは「昨日の勝利が自信に繋がった。最近は上手くいっていなかったので、これで自信が蘇ってきた」とも語っていた。


ジョコビッチは今年1月の「全豪オープン」で優勝した後、3つの大会に参戦したもののいずれも準決勝に進むことができていなかったが、今回の勝利で再び自信をつけたようだ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は優勝したジョコビッチ(右)と準優勝のチチパス
(Photo by Julian Finney/Getty Images)