中国メディアは、日本の物価を紹介する記事を掲載し、「やはり中国のほうが安かった」と伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、多くの中国人が日本を訪れている。2018年には800万人を超える中国人が来日していて、今後も同水準以上で推移していくことが予想されている。

 来日する中国人の多くは中間層以上であり、一定以上の経済力を持った人だと言われているが、日本への旅費にどのくらいのお金が必要なのか気になるところだろう。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の物価を紹介する記事を掲載し、「やはり中国のほうが安かった」と伝えている。

 記事はまず、近年多くの中国人が海外旅行を楽しんでいて、タイや日本、ラオスなどが人気であると紹介。そして、「3000元(約5万円)で何日旅行することが出来るか」と疑問を提起し、日本の物価について伝えている。

 これについて、日本は世界第2位の経済大国であり、中国人から見ても物価は安くはないと主張し、日本で販売されている野菜や果物は高額であると紹介。それゆえ、日本へ留学している学生の多くは、「中国のほうが生活しやすい」と述べるほどだと主張した。

 さらに、日本のコンビニではお弁当が300−600円(約20−40元)で販売されていること、また少し美味しい料理を食べたいと思った場合には250元(約4000円)ほど必要であること、安いホテルでも一泊250元以上は必要であることなどを紹介し、旅行客が日本に滞在するうえでは「3000元で4日が限界である」と伝え、中国人にとって日本の物価は高いと主張した。

 結論として記事は、「日本旅行を考えているのであれば、2−3万元(約33万−50万円)ほど用意しておけば、買い物を楽しんだり、お土産を購入することができる」と読者に勧めていたが、中国人にとって2−3万元というお金は決して少なくない額だ。こうした点からみても、日本を訪れている中国人の多くは中間層以上であると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)