「お父さんに電話して」 いつもの呼び方でSiriから連絡する方法:iPhone Tips
Apple製デバイスに搭載されているAIアシスタントの「Siri」は、話しかけるだけで連絡先に登録してある人に電話をかけたり、メールを送ったりできる便利な機能。でも実は、登録名でなくとも、「お父さんに電話して」といった具合に普段の呼び方で話しかけても認識してくれるんです。

事前に設定が必要となりますが、やり方は簡単。その呼び名が連絡先の誰を指しているのかを、Siriに教えるだけです。今回は家族や友人をSiriに覚えてもらう手順を解説します。

普段の呼び名をSiriに記憶させる


呼び名の登録はSiriと会話しながら行います。まずは普段の呼び名(ここではお父さん)で「○○に電話して」とSiri話しかけます。すると「あなたの○○のお名前は何ですか?」と質問されるので、連絡先に登録されている名前を答えましょう。

▲Siriを起動し、「お父さんに電話して」と話しかけます(左)。次に「あなたのお父さんのお名前は何ですか?」と質問されるので、「△△」(連絡先に登録していて、お父さんと紐づけたい名前)と答えましょう(右)

答えた連絡先を最初に話しかけた時の呼び名で登録するか質問されるので、「はい」をタップしましょう。これで設定は完了。今後はお父さんが山田太郎であると認識してくれます。ちなみに複数の電話番号を登録している場合は、その都度使用する電話番号が指定できます。また、「妻」「息子」「叔父」といった呼び名でも登録可能です。


▲名前を答えたら、「わかりました。山田太郎さんをあなたのお父さんとして登録しますね?」と質問されるので、「はい」をタップ(左)。Siriに記憶させることができました(右)

一度「お父さん」と登録すれば、「親父」「パパ」「お父ちゃん」など、少しアレンジした呼び方でもちゃんと認識してくれます。


▲「親父」「お父ちゃん」と話しかけても、同じ番号に電話がかかる

人間関係も記憶できる


同じ手順で、「上司(マネージャ)」や「リーダー」といった家族以外の人間関係も記憶できます。


▲手順は同じ。登録したい呼び方で話しかけ、連絡先を指定するだけ

あだ名の登録はできないが認識はしてくれる


Siriは「〜〜ちゃん」のように、あだ名の認識も可能です。あだ名を上記の手順のように連絡先と紐付けることはできませんが、連絡先のなかに一致する名前があれば推測して提示してくれます。名前が一致する連絡先が複数ある場合は、候補が表示され、連絡する相手を選べます。


▲一部でも一致する名前があれば、認識されます(左)。連絡先が複数一致する場合は、「どの方ですか?」という質問とともに候補となる連絡先が表示されます(右)