「まさかこの世界に入ると思ってなくて」甥の賀来賢人さんとのエピソード

１月26 日の「サワコの朝」のゲストは、モデルから女優に転身した草分け的存在の賀来千香子さん。１月から放送中のＴＢＳ日曜劇場「グッドワイフ」では弁護士事務所の所長役を熱演している賀来さんですが、人気に火をつけたのは何といってもあのドラマ。“冬彦さん”や“マザコン”が流行語になり社会現象になった「ずっとあなたが好きだった」。今だから明かせる舞台裏や甥の賀来賢人さんとのエピソードをたっぷりとうかがいました。

「何度もオーディションを受けました」モデルから女優へ転身した賀来さんの軌跡

一日７人からスカウトされたという逸話を持つ賀来さん。短大時代には雑誌「ＪＪ」で表紙を飾るトップモデルとして活躍していましたが、ご両親はモデル業に大反対だったそうで「行って来ますって言った時に、母が化粧水の瓶をスポーンって（投げて）ガッ！って当たったんです。"それがあっての今のあなたよ"って言われるけど（笑）でも兄は"ＪＪ"好きだったんで付いて来てくれました（笑）」と言うと「最初は、笑えなくて立木義浩さんにめちゃくちゃ怒られました。"なんだ笑えない、動けないな"って...」と、表情やポーズ作りに悩んでいたことを告白。貴重なＪＪモデル時代の写真と共に当時を振り返りました。また、現在もモデルとして活躍する賀来さんが高級ブランドを着た時などの様々なモデルポーズを披露！記念撮影の際に使える"肘をついたポーズ"の取り方も指南してくれました。そんな賀来さんは、ＪＪモデルとして人気を博す一方で女優業にも挑戦。ドラマ「白き牡丹に」でデビューを果たすと、主演を務めたドラマ「ずっとあなたが好きだった」では流行語が生まれる程の社会現象を起こしました。女優としても確固たる地位を築いた賀来さんは「何度もオーディションを受けました。落ちたら食堂でチラシ（寿司）を食べる。落ちたらチラシ、落ちたらチラシ（笑）」とスタートには苦戦したことを明かすと「宝くじを引いたようなものです。本当に」とデビューについて話しました。しかし、演技の基礎がないコンプレックスがつきまとったと言い、坂東玉三郎さんと北大路欣也さんから鼻濁音などを学び、苦悩と努力を重ねながら女優業を歩んできたことを明かしました。

今だから話せるあのドラマの裏側＆甥で俳優の賀来賢人さんとの秘話を披露！

スタジオでは、1986年に放送された「男女７人夏物語」をはじめ、最終回の視聴率が34.1％（ビデオリサーチ調べ・関東地区）を記録した「ずっとあなたが好きだった」、その続編と言われ佐野史郎さん演じる元恋人のエキセントリック過ぎる行動が注目された「誰にも言えない」の３作品を映像と共に振り返りました。今見ても衝撃的な佐野さんとの作品では「作る側も演じる側も全てにこだわっていた」という賀来さん。佐野さんが髪の毛をなめる驚がくのシーンについて「そうです！本当に私の髪の毛を...」と賀来さん本人の髪が使用されたと言うと「佐野さんのご要望だったのではないかと...」と衝撃告白をしました。「うちへ帰ってフッと気が付いたら佐野さんが立ってるんじゃないかって（笑）ペイズリー柄を見ると全部佐野さんに見えていました」とインパクトの強いドラマの影響力は、視聴者のみならず演者にもあったことをお話してくれました。また、奥田瑛二さんとのキスシーンについても必要以上にキスしたことを明かすと明石家さんまさんから「その二人デキてるんじゃないっすか」と突っ込まれたことを明かしました。そんな賀来さんの兄の次男、甥にあたるのはツッパリ役でブレークした俳優の賀来賢人さん。「まさか、賢人がこの世界に入るとは思ってなくて...最初から忙しくパァーっと出て売れたという感じではなかったので、パァーっと売れてしまうより実力をつけていった方がいいんじゃない？好きなら頑張って欲しい」と伝えたことを明かしました。今年のお正月は賀来家にみんなが集まったと言い「賢人の子供が私をちーちゃんって覚えてくれて」と嬉しそうに仲睦まじいプライベートのお話を披露してくれました。

「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組です。MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分から放送中。ゲストの心に残る音楽と秘蔵トークをお楽しみに！

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