エンポリに苦戦もインテル、ケイタ弾で辛勝し連勝で年越し《セリエA》

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インテルは29日、セリエA第19節でエンポリとのアウェイ戦に臨み、1-0で辛勝した。

3日前に行われた前節ナポリとの上位対決をL・マルティネスの後半追加タイム弾で制した3位インテル(勝ち点36)は、ナポリ戦のスタメンから3選手を変更。ペリシッチ、ブロゾビッチ、ダンブロージオに代えてケイタ、ヴェシーノ、ヴルサリコを起用した。

3連敗中の16位エンポリ(勝ち点16)に対し、いつも通りの[4-3-3]を採用したインテルは3トップに右からポリターノ、イカルディ、ケイタと並べ、中盤アンカーにボルハ・バレロ、インサイドにジョアン・マリオとヴェシーノを配した。

エンポリがアグレッシブに入ったことで一進一退の攻防で立ち上がっていった一戦。左ウイングのケイタを起点に打開を図るインテルだったが、エンポリの守備網を攻略することはできない。

すると29分、CKからザイツの際どいヘディングシュートを浴びたインテルは直後、ポリターノのカッットンシュートでGKを強襲した。しかし、ハーフタイムにかけてはチャンスを生み出せず、ゴールレスで前半を終えた。

前半に2選手が負傷で交代を強いられたエンポリに対し、後半開始直後にピンチを迎えかけたインテルだったが、GKハンダノビッチの好飛び出しで凌いだ。直後、ケイタがボレーシュートでネットを揺らしたものの、オフサイドに阻まれてしまう。

引き続き主導権を握りきれないインテルは謹慎明けのナインゴランをヴェシーノに代えて投入。さらに67分、ボルハ・バレロに代えてL・マルティネスを投入し、勝負をかけた。

すると71分、FKの流れからデ・フライの折り返しをL・マルティネスがヒールで合わせる決定機を演出。これはゴール前のDFにブロックされたが、直後の72分に先制した。ヴルサリコの右クロスをケイタがボレーで合わせたシュートがゴール左隅に決まった

先制したインテルはケイタやイカルディが追加点に迫った中、終盤にかけてはケイタに代えてダンブロージオを投入し、逃げ切りを図った。そして、エンポリの反撃を許さずにそのまま1-0でシャットアウト。年内最後の試合を辛勝で制している。