フッカフカでこんもり!代々木公園で見つけたパンケーキが、最高の口福感だった!
いまだ衰えぬパンケーキ人気。原宿や表参道のパンケーキを食べ尽くしたという人は多いだろうが、少しだけ離れたエリアにある、このお店のパンケーキはチェックした?
代々木公園近く、通称「奥渋谷」で見つけた、フッカフカでこんもりとした絶品パンケーキをご紹介!
3階建ての2階にあるのが、食堂カフェである『MEALS』
奥渋谷に建つ一軒家に、そのパンケーキはあった!
代々木公園駅から徒歩5分ほどにある『MEALS ARE DELIGHTFUL』。
『MEALS』では、一汁三菜の食事や飲み物、スイーツを提供。その中でも注目なのが、圧巻のビジュアルのパンケーキだ。
オーブンの中でふっくらと膨らんできた…!
初めて出会うフッカフカこんもり感! その秘密とは?
完成までに30分ほどかかる同店のパンケーキ。取っ手付きの陶器でじっくりとオーブンに入れて焼き上げるため、少し時間がかかるのだという。
この陶器で焼き上げるというのがポイントで、通常は飛びやすい生地の水分を中に閉じ込めることができ、外はさっくり、中はしっとりとした食感に。
さらに、生地に使用しているのは卵や小麦といったシンプルな素材だが、同店独自に研究した配合を微調整することによってぽわんとした膨らみとフッカフカ感も実現。
山のようなビジュアルはインパクト抜群。しっかりとした生地感なので、食べ応えも言うことなし!
「パンケーキ ラムバター」(800円)
素朴なのに他には無い大人のパンケーキ。その特徴はバターにもあり!
このパンケーキの付け合わせは、ラムバターのみ。通常ならシロップや生クリームなどが付くことが多いが、こちらは素材の味わいを楽しめるよう、あえてシンプルにしているのだという。
ラム酒がふわりと香るバターを付けて食べてみると、シロップなどが無くても濃厚で物足りなさは無い。ラム酒の芳醇な風味が口の中いっぱいに広がり、しっかりとした甘さが感じられる。
しかし、決してしつこいわけではない。食後でもペロリと食べれてしまうほど軽やかな口当たりであるのが不思議だ。
フッカフカの生地とラムバターの組み合わせは、懐かしい味わいを大人テイストに昇華させた一品と言えるだろう。
この厚みはなかなか無い!しっかりめの生地が好きな人には堪らない
通常はフライパンや鉄板で焼き上げることが多いパンケーキだが、なぜ陶器が採用されたのか。
それはここ『MEALS』が愛知県の食器デザインメーカー「マルミツポテリ」によって作られたお店で、こだわりの食器を使ったメニューを生み出したいという思いからだった。
他には無い圧巻のビジュアルと独特の食感を持つパンケーキ。それは、食器の特徴を知り尽くした同店でしか作れないのだ!
パンケーキだけじゃない!常連客が毎月食べに来るという定食にも注目
「秋刀魚のごはん」と「春菊の味噌汁」が付いた「MEAL A」(1,800円)
月替わりで提供!身体と心にほっこり染みるごはん2種をご紹介
『MEALS』でパンケーキやプリンといったスイーツが注目されているが、「食堂カフェ」と言うだけあり、実は定食を目当てに訪れる人もかなり多い。
昼から夜にかけて常時提供されている2種の定食は、月替わりで展開されている。
秋が深まってくる11月は、寒い冬に備えて甘みを増したカリフラワーやレンコンなどといった野菜を中心とした献立となっている。
「レンコンの煮込みハンバーグ」
かなりボリューミーなメインでお腹いっぱいに!
「MEAL A」のメインは、旬を迎えたレンコンをたっぷりと混ぜ込んだ「レンコンの煮込みハンバーグ」。
少し大きめにカットされたレンコンのシャキシャキ感が小気味良く、食感まで楽しい。ふんわりと厚みのあるハンバーグからは、肉汁がじゅわりと溢れ出てくる。
ほんのりと出汁の香るトマトソースで煮込んでいるので、和のエッセンスが感じられる一皿だ。
香ばしい「秋刀魚のご飯」や香りの良い「春菊の味噌汁」と相性抜群で、秋冬の味覚を存分に堪能することができる。
「MEAL B」では、寒くなってきた今の時期に食べたい「鱈とキノコのかぼちゃクリームグラタン」が主菜。ホクホクとしたかぼちゃと、ふっくらとした鱈の身がゴロッと入っている。
ベシャメルソースにはアンチョビの隠し味が効いていて、飽きのこないテイストだ。
山椒が香る、豚の旨みたっぷりの「塩豚ごはん」と、「京揚げと切り干し大根の味噌汁」で身体を温めて。
「塩豚ご飯」と「京揚げと切り干し大根の味噌汁」が付いた「MEAL B」(1,800円)
副菜まで絶妙なバランス! 旬野菜の美味しさをご堪能あれ
定食はメインとご飯、そして汁物はそれぞれ異なるが、副菜3種は共通したものが添えられている。
鶏ミンチやドライトマトなどをマリネした鶏ムネ肉で包み、低温でしっとりと仕上げた自家製の「牛蒡とドライトマトの鶏ハム」を始め、「カリフラワーと蓮根のレモンピクルス」、「皮付き里芋の竜田揚げ」が11月の副菜となる。
香りや食感など元々の素材の旨みを存分に味わうことができ、「野菜ってこんなに美味しかったっけ…」とひと口ごとに驚きが溢れる。
テーブル席が多いので、グループでも利用しやすい。新築であるがヴィンテージ感のあるデザインに仕立てたという店内は、その居心地の良さから地元民も多く訪れる
素材本来の美味しさを引き出し、ひとつひとつ丁寧に作られた一汁三菜を月替わりで楽しめる食堂カフェ。
スイーツとドリンクのカフェ利用は14時からだが、定食に追加する形であれば14時前でも注文可能とのこと。ぜひ友人とシェアしながら、定食とパンケーキどちらも味わってみては?
家庭料理のような身近さでありながらも少し驚きのある食事を、ここ『MEALS』で体験しよう。