UQ専売「OPPO R17 Neo」は隠れSIMフリースマホ、しかもデュアルSIM対応
UQ mobileは、OPPO製のAndroidスマートフォンOPPO R17 Neo」を11月22日に発売します。OPPO R17 Neoは、au傘下のUQ mobileが独占的に販売するモデルとなっています。しかし、このR17 Neo、実はSIMロックがかかってない「隠れSIMフリースマホ」です。そして、このモデルはデュアルSIM仕様となっています。
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いまさら説明の必要もないかもしれませんが、デュアルSIMとは、SIMカードを2つ装着して、2つの通信回線で同時に通話の待受やインターネット通信を利用する機能のこと。「OPPO R17 Neo」では、両方の回線でVoLTEで待受する「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)」にも対応しています。

UQ mobileの公式見解では、他キャリアのSIMカードは動作保証の対象外としています。一方で、OPPOが主催した「R17 Neo」の発表会では、R17 Neoの仕様について「UQ mobile以外のキャリアは、従来OPPOSIMフリーで販売している端末と同じ仕様となる」と説明されています。OPPOが販売する日本向けのスマートフォンは、国内3キャリア対応となっていることから、このR17 Neoも他キャリアで利用できる可能性が高いと言えます。

そこで、手持ちのSIMカードを使って検証してみたところ、NTTドコモ回線やau回線で、VoLTE通話やLTEでのモバイル通信が利用できることを確認しました。ソフトバンク系回線はたまたま手元にSIMカードの持ち合わせが無かったため確認していません(なお、筆者および編集部は動作保証はできませんのでご容赦ください)。

▲2枚のnanoSIMとmicroSDを併用できます。

なお、UQ mobileでのデュアルSIMの用途についてOPPOは「仕事用とプライベート用で2つのUQ mobile回線を使い分ける利用法を想定している」とコメントしています。UQ mobileとしても、(少なくとも公式には)この利用法を前提としているものと思われます。

ただ、デュアルSIMで他キャリアの利用も対応しているということは「今まで使っていたキャリアを通話専用のプランに変更して、インターネット通信はUQ mobileの回線を使う」といった使い方もできます。この使い方は、今まで大手キャリアを利用していた人であれば、利用料金が下がる可能性が大きく、実用的と言えます。逆にUQ mobileとしても、そうしたユーザーの加入を促すため、あえてデュアルSIM仕様を残したという可能性もありそうです。



▲「R17 Neo」には独創的なカラーリングや国内初の「画面内指紋センサー」対応といった特徴もあります。

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