日本人初のグランドスラム制覇を成し遂げた大坂【写真:Getty Images】

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スタンドにいた家族らと抱擁交わす場面が話題に

 テニスの全米オープンは8日(日本時間9日)、女子シングルス決勝で世界ランク19位の大坂なおみ(日清食品)は女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)と対戦し、6-2、6-4でストレート勝ち。完全アウェーの中で、グランドスラム23勝のセリーナを破り、日本人史上初のグランドスラム優勝の快挙を成し遂げた。大会公式ツイッターは試合後にスタンドの家族らと抱擁を交わすシーンを動画で公開。涙で喜びを分かち合う場面が海外ファンの感動を呼んでいる。

 一種異様な雰囲気の中で頂点に立った大坂。スタンドに家族ら関係者の姿を見つけると、安堵の気持ちがあふれてきた。まずはサーシャ・バインコーチと抱き合うと、もう涙が止まらなくなった。労いの言葉をかけられると、ピンクのリストバンドで目元をぬぐった。

 そして母親と対面すると、母の目からも涙があふれた。頭を撫でられながら、がっちりと抱擁。その光景は約15秒間も続いた。

 大会公式ツイッターは「あふれる愛…」とつづり、感動的な抱擁シーンを公開。ファンの涙腺も緩ませている。

「もう泣かないで。あなたは偉大な勝者なんだから!」

「ナオミもう泣かないで。あなたは偉大な勝者なんだから!」
「なんて謙虚で礼儀正しい女の子なの!」
「もらい泣きした。あの雰囲気の中で冷静さを失わなかったのはすごいこと。心を打たれた」
「美しい、美しい、美しい!!!」
「顔を上げて! あなたは全米OPのチャンピオンよ!これからの優勝も楽しみにしてる!」
「ナオミに惜しみないおめでとうを。本当にうれしそう。勝者にふさわしかった」
「真のチャンピオン」

 これまでも天真爛漫な振る舞い、奔放な珍インタビューなどが話題を集めてきた大坂。この日、ファンの心を奪ったのは、美しき涙の抱擁だった。(THE ANSWER編集部)