Alfarn Regular

アドビシステムズ社は、「Hidden Treasures of the Bauhaus Dessau」と題した一連のフォントを、2018年6月から順次に発表している。その最新リリースとして、「Alfarn」の提供が開始された。Adobe Creative Cloudメンバーは、Adobe Typekitを通じて利用できる。

「Hidden Treasures of the Bauhaus Dessau」では、バウハウス・デザイン学校から約100年の時を経て発見されたタイポグラフィのスケッチや未発表の文字の断片をもとに、そのタイポグラフィをフォントとして再現する試みが行われている。これまでには、「Joschmi」「Xants」「CarlMarx」が公開済み。「CarlMarx」には、RegularとBoldの計2ウエイトが用意されている。

今回、新たにリリースされた「Alfarn」は、Alfred Arndt(1898〜1976年)の遺したデザインを再現したものだ。彼が1923年に制作したポスターの文字に基づいてデザインされており、今回のフォント化にあたっては、欠けている小文字を補うためのスモールキャップスも設計された。

なお、「Hidden Treasures of the Bauhaus Dessau」では、プロジェクトの開始時に5種のフォントセットの順次リリースを発表しており、次回の公開予定としては「Reinhold Rossig」が予告されている。

アドビシステムズ株式会社
URL:https://adobehiddentreasures.com/jp/
2018/08/01