東工大が産学共同研究の子会社を設立したのはなぜ?
企業が大学に払う共同研究費は研究そのものに使う「直接経費」や水道光熱費など「間接経費」がある。同大はさらに大学の運営のために使える間接費「オーバーヘッド」を設定する。同大の産学連携収入は現在の年約20億円から100億円にし、うち3億円をオーバーヘッドと試算する。
産学共同研究で教員の人件費や施設など研究インフラ費用は、従来は大学の持ち出しだった。文部科学省などはこれを転換するよう指針を出している。
東工大は3月、研究・教育など世界一流大学と競う大学を文部科学相が指定する「指定国立大学法人」となった。財務基盤の強化が指定の重要な要件で、東工大は年23億円の新財源創出を計画。今回の子会社設立を柱の一つに位置づける。
