インフルエンザと花粉症の時期を中心に、日本では多くの人が外出時にマスクをつけている。多くの外国人にとって、その光景は奇妙に映るようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 観光立国を目指す日本を訪れる外国人客は着実に増加しているが、外国人が日本で驚くことの1つに「日本人のマスク着用率の高さ」があるという。確かに日本の街中ではマスクを着用している人を普通に見かける。外国人は当初、日本人がマスクを着用しているのは、「公衆衛生」のためと考えるようだが、それ以外にも理由があって驚くのだという。

 中国メディアの今日頭条は30日、日本を訪れた外国人客は「多くの日本人が外出中にマスクを着用している」という奇妙な光景を目にすると伝え、日本人がマスクを着用する理由は、「必ずしも衛生面を気にしているためではない」と伝えている。

 記事は、駅や横断歩道など日本人にとって日常の光景を写した写真を複数掲載しつつ、その写真に写っている日本人のなかにマスク着用者が複数いることを紹介。中年男性から女子高生、そして、高齢者まで年齢や性別、職業を問わず「白いマスクを着用して外出している日本人は非常に多いことがわかるだろう」と伝えた。

 さらに、医療関係者がマスクを着用するのは分かるが、日本では多くの人が、「自発的にマスクを購入し、着用している」と伝え、マスクは多くの日本人にとって「外出時の標準装備」となっていると強調。それゆえ中国人を含めた多くの外国人にとって「日本人のマスク姿」は疑問や議論の対象ともなっていると紹介する一方、日本にはマスクを着用して素顔を隠すことで安心する人や、「伊達マスク」として着用する人も多いと伝え、そういう意味では日本人の多くが「マスク依存症」にかかっているのではないかと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)