ルーキーの小祝さくら 「75」でトップ10から陥落した(撮影:佐々木啓)

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<ヤマハレディースオープン葛城 3日目◇31日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,564ヤード・パー72)>

ルーキー2人が葛城の洗礼を浴びた。ムービングデーの第3ラウンド、5位から出た小祝さくらはトータル2オーバーの16位タイに、新垣比菜も一時はトップ10に浮上したものの、21位タイと順位を落とした。

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葛城ゴルフ倶楽部 山名コースは名匠・井上誠一設計のツアー屈指の難コース。ちょっとでもミスをすればダボやトリは当たり前。世界通算50勝を挙げている申ジエ(韓国)は「バーディを無理に狙ってはだめ。ずっと我慢をしなければいけないコース」と表現する。その我慢がルーキー2人にはできなかった。

ともに後半でリズムを崩した。5位タイから出た小祝は、6番で2打目を1mにつけてバーディ先行。だが、波に乗れない。11番、13番とボギーを重ねると、16番でティショットを左にOB。さらに暫定球のフェアウェイからの4打目をバンカーへ。「このあたりを修正しなければいけない」と悔しいトリプルボギーで上位争いから転落した。

それでも最終18番で何とかバーディを奪取。「明日につながってくれればいいですね。最終日は良いプレーができるように頑張ります」とバーディフィニッシュに前を向いた。

一方の新垣は、出だしの1番でバーディを奪うと、その後も「チャンスを決められなかったけど、厳しいパーを拾ったり、割と安定していたと思います」とパーを並べる展開。だが、17番パー3で悪夢が。ティショットが左のバンカーに入ると目玉に。そのバンカーショットはホームランして奥の池に入ってしまう。結局ドロップゾーンから寄せて2パット。「目玉は仕方ないですね。ティショットをちょっとミスして、それがトリにつながっちゃったかな」とトリプルボギーで上位争いから後退。「全体的に落ち着いてできただけに悔しいです」と痛恨の1ホールを嘆いた。(文・秋田義和)

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