手軽に酵素が取れる「酵素シロップ作り」で風邪を撃退!

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楽しくておいしい 見た目もかわいいシロップ

酵素を吸収する方法はいろいろありますが、簡単に作れる「酵素シロップ」にチャレンジしてみませんか?

仕込んで5〜10日ほどたつと砂糖が溶けて泡が出てくるのですが、これが発酵した印。手で混ぜることで、自分の体の常在菌がビンの中で培養され、増えていきます。
常在菌とは腸の消化吸収を促進したり、外敵から身を守ったりする大事な存在。しかも、自分の体のモノが増えて、自分の体にあったシロップができ上がる、というのも面白い!体が弱っている時は常在菌も弱っているので元気な時に混ぜるか、元気な家族に代わりに混ぜてもらうといいでしょう。
白砂糖に抵抗がある人もいるかもしれませんが、白砂糖の浸透圧で材料から酵素を抽出するので必要なもの。発酵の段階でブドウ糖に変換されるため、でき上がったシロップは、白砂糖を大量に摂取することとは異なるのでご安心を。

むしろミネラルが多い黒砂糖などは発酵がなかなか進まず、腐りやすいのです。

酵素シロップの作り方

■材料(2ℓビン分)
お好きな野菜や果物 600g(今回はキウイ6個、レモン2個、ショウガ20g、ヤロウ6本)
野菜や果物の分量の1.1倍の白砂糖

■道具 ビン、はかり、包丁、まな板

■作り方

1:材料の皮をむく、切る
苦みが出るのレモンは白い皮も丁寧に取り除く。レモンは輪切りにするが、水分が出てしまうのでその場合は2を先に行ってから切るとよい。

ヤロウはそのまま入れる。(妊娠中の人は控えること)

2:食材の重さを計る
計った重さ×1.1倍の白砂糖を用意する。

3:ビンに材料を重ねて入れる
ビンの底に砂糖を敷き、材料を入れて交互に重ねて層を作る。ビンは密閉せず、直射日光を避けて保管する。

4:翌朝から一日1回手で混ぜる
一日たつと食材から水分が出てくるので、上下を返すように下から混ぜる。この時、手はきちんと洗っておくこと。1週間から10日で発酵が進み、完成。

5:完成したらざるでこし、ビンに移して保管する
酵素は金属を嫌うので、竹網などを使うのがおすすめ。

材料は何でもいいのですが、キュウリやナス、ダイコンなど漬物にする素材は漬物臭が出るので避けましょう。シソやミントはいい香りですが、それだけだと土臭くなるかも。試すことで発見があるのが楽しいです!

オススメの飲み方

水割りか炭酸割りで飲みましょう

飲み方のバリエーションとして最もベーシックなのは、「水割り、炭酸水割り」。4〜5倍に希釈するといいでしょう。
お好みのハーブを浸けた水で割る「ハーブ水割り」には、レモンを絞ると飲みやすさがアップします。牛乳は膜が酵素を覆ってしまい、体内に吸収されにくくなるので「豆乳割り」がおすすめです。
意外にもお酒で割ってもおいしくいただけるので、「ワイン割り」「ビール割り」にもぜひチャレンジを!サングリアのような雰囲気が楽しめます。
体の弱いところに効く、と言われていて髪質が変わったり、花粉症が改善された人もいるとか。楽しみながら作ってみたいですね。

 

ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.36/「酵素生活のススメ」
監修:杉本雅代(酵素シロップのワークショップを全国で開催。著書に「手作り酵素シロップ」(文化出版局)がある。)