画像は青森合同青果Twitterスクリーンショット

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野菜の価格高騰が連日伝えられているが、青森県の卸売業者は、相場が下がりつつあるタイミングで報道されることに怒りをあらわにしている。

台風や長雨の影響により昨年末の野菜の価格は、白菜やレタスなどを中心に平年と比べて2倍超に値上がり。年が明けても依然として高値が続いている。青森県の地方紙・東奥日報も15日に、「葉物野菜、ダイコン高値/青森県内」という記事を掲載。「特に葉物野菜やダイコンが高くなっており、平年と比べて2倍前後の価格に。2、3月まで高値が続くとの見通し」もあると伝えた。

しかし、青森合同青果は、この記事に対して「タイミング最悪です」と苦言。「どうして相場が下げに向かっている場面を狙ったかのように野菜の高値を報道するのでしょうか?」と、実際の市場の動きとは異なる報道だと疑問を呈した。青森合同青果は、このような報道をされることで「売り足が止まってしまいます」との懸念を示し、マスコミの報道姿勢にも「昨年夏の安値の時は知らんぷり。本当に腹が立ちます(怒)」と怒りをあらわにしている。

この投稿には、「私も予々そう思ってました。安いときにいろんな所がどれだけひどい状況になってるのかは伝えられないですもんね」「ずれてるんですよ、毎日市場に行かない人が記事書くから」といった共感の声が寄せられ、大きな反響となっている。