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ゴリラクリニックはこのほど、「スキンケア(美肌)にまつわる都市伝説」に関するアンケート調査を明らかにした。同調査は12月8日〜10日、全国の20代〜40代の男女330名を対象にインターネットで実施したもの。

今回は噂されている「美肌に関する14の都市伝説」を世間は一体どこまで信じているのかアンケートした。その都市伝説について正解か・間違っているのかを医師が解説している。

「洗顔は、1日に『朝夜2回』するのが肌に良い」という都市伝説は正しいかアンケートしたところ、「そう思う」という回答は53.3%で、約半数以上が信じていることがわかった。

同院総院長の稲見文彦医師によると、この都市伝説の正誤は「△」とのこと。「ケースバイケース。オイリー肌と乾燥肌では洗う頻度も異なります。ただし現代人は洗顔しすぎであることは間違いなく、夜に洗顔し、朝はぬるま湯で洗い流す程度といったくらいがちょうどよいのも事実で、過剰な洗顔は美肌づくりにはお勧めできない」としている。

「洗顔時は『お湯』よりも『水』で洗った方が肌に良いと思う」という都市伝説に関するアンケートでは、38.8%が「そう思う」と答えた。正解は「水でもお湯でもなく、ぬるま湯」であるとのこと。

「冷たい水で洗うと交感神経が刺激され目覚めの効果がありますが、毛穴も収縮するため洗浄効果が劣るデメリットも。また熱いお湯で洗うと必要以上に皮脂を落としてしまうため、乾燥肌の原因となります」と稲見医師はコメントしている。

チョコレートを食べ過ぎるとニキビができる」という都市伝説について聞くと、55.8%が「そう思う」と回答した。稲見医師によると、この都市伝説は間違いであるという。「いわゆる俗説です。チョコレートの食べ過ぎとニキビの因果関係は不明。栄養バランスを考えた規則正しい食事が、ニキビ予防にプラスに働くことは間違いありません」と答えた。

また、「胃腸が悪いとアゴや口周りのニキビが増える」という都市伝説は、63.9%が「そう思う」と答えた。この伝説の正誤は「△」であるとのこと。

稲見医師は、「暴飲暴食を避け栄養バランスの良い食生活を送ることが、ニキビ予防につながると同時に胃腸にも良い影響を与えるのは間違いないのですが、逆に『胃腸が悪い=口回りにニキビができる』と言い切るのは難しく、医学的な証拠には欠けると思います」と解説している。

その他、さまざまなスキンケアの都市伝説についての正誤を発表。「洗顔用のブラシやスクラブ洗顔は汚れが落ちて肌に良い」「自宅用の脱毛器で、永久脱毛はできる」「鼻の角栓をとるパックを定期的に使用すると角栓がとれて美肌に良い」などは不正解であるとのこと。

一方、「毎日の髭剃りは肌に負担をかけるため肌荒れの原因になる」「ファストフードなど油分過多な食事はオイリー肌の原因になる」「日焼けをし過ぎると『シミ』の原因になる」「睡眠不足や疲れが原因で、『クマ』ができると思う」という都市伝説は正解だという。

「加齢に伴い、男性は耳の裏から臭いを発する」という都市伝説は、臭いは耳の裏側だけでなく、胸や背中からも発生することから「△」、「肥満体型の人は、頬が黒くなる人が多い」という都市伝説は「太り過ぎや何かの疾患で体重が増えた人は、血行不良によって頬が黒ずむこともあるが、一概に『肥満=頬が黒い』とは言えない」という理由で「△」だった。