ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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みなさま、あけましておめでとうございます。

さて、いよいよ今年、2018年はロシアワールドカップの年。今回の予選は決して楽に突破できたとは言えない戦いが続きました。それでも世界中が注目するワールドカップに出場するのですから、ここでぜひがんばってほしいと思います。

前回のブラジルワールドカップから今回までで、世界の中での日本の立ち位置はより一層ハッキリしてきました。前回は「優勝を目指す」「ベスト8までは」などの声があったと思いますが、惨敗という苦い思い出になってしまいました。日本はまず目の前の一戦を大切に、一つひとつ勝ち上がってグループリーグ突破を目指すというのが現実でしょう。

ただ、ワールドカップですから、日頃はサッカーに関心のない人たちの注目も集まります。もしも日本代表がここでベスト16に進出し、さらにその上まで行けたとしたら、再びサッカー人気をグッと押し上げてくれるはずです。

幸い、日本には明るい傾向が見られます。本田圭佑、香川真司、岡崎慎司は11月のヨーロッパ遠征から外されたことが刺激になったようで、その後本来の輝きを取り戻しています。また、乾貴士の活躍はめざましく、今日本人で最も調子のいいプレーヤーではないかと思えるほどです。さらに柴崎岳もピッチに帰ってきました。

日本代表がどんな戦いを見せるかで、イベントのときだけサッカーに注目するのではなく、日常的にJリーグを見に行く人たちが増えるでしょう。サッカーをプレーする子どもたちにも大きな夢を与えてくれることにもなります。そんな大きな役割を担っている日本代表ですから、ワールドカップでは結果はもちろん、「楽しめる」サッカーを見せてほしいと願います。

では、どうか今年もよろしくお願いいたします。