『ハングオーバー』シリーズでおなじみのエド・ヘルムズ

写真拡大

 映画『ハングオーバー』シリーズなどのエド・ヘルムズが、話題のコメディー映画『ファーザー・フィギュアズ(原題)/ Father Figures』について、12月5日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

 本作は、『ハンクオーバー』シリーズで撮影監督を務めたローレンス・シャーがメガホンを取ったコメディー。40代の兄弟ピーター(エド)とカイル(オーウェン・ウィルソン)は、風変わりな母親ヘレン(グレン・クローズ)から、二人の父親が幼い時に亡くなったというのはうそだったと明かされる。本当の父親は誰だかわからないとはぐらかす母親をよそに、二人は父親探しの旅に出るが、道中で次々と思わぬ出来事に巻き込まれていく。父親候補として、J・K・シモンズ、クリストファー・ウォーケン、そして伝説のアメフト選手テリー・ブラッドショーらが出演していることにも注目。

 『ハンクオーバー』シリーズの仲間との再タッグについてエドは、「ローレンスは、共に困難な撮影を乗り越えてきた戦友だね。以前から彼は素晴らしい監督になると思っていたんだ。なぜなら、彼には繊細な感覚や、セットでスタッフをまとめるコミュニケーション能力とリーダーシップがあるからね。彼はついに監督をやり遂げたんだ」と語る。

 アメフトの祭典、スーパーボウルを4度制した伝説の選手であるテリーとの共演については、「彼は素晴らしい俳優でもあったよ。選手としてクォーターバックで活躍した時と同様にすごかったね! 対面している時も、スクリーンの中でも、信じられないくらいカリスマ性があるんだ。4度もスーパーボウルで勝利し、俳優としても演技がうまく、さらに一緒に時間を過ごすうえで、とても面白い人だなんて、公平じゃないよね」と笑顔で答えた。

 本作の見どころについては、「ロードトリップのコメディー作品だから、一時的な事象が次々に起きていくんだ。とてもおかしな人たちが出演しているよ。でも、家族とアイデンティティーという大切な問題を解決していく設定が気に入っているね。全体を通して笑いながらも、胸を刺すようなシーンに時々ハッとさせられることもあるんだ」と作品への自信をのぞかせた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)