上田桃子(右)との2サムが好発進を後押し(撮影:米山聡明)

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<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 初日◇23日◇宮崎カントリークラブ(6,448ヤード・パー72)>
3年前の覇者が最高のスタートを切った。国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の初日に、テレサ・ルー(台湾)が風速6.2mの風が吹く中、8バーディ・4ボギーの“68”でラウンド。4アンダーで首位発進を決めた。
テレサ・ルーの貴重なオフショットが見られるのはこちらの女子プロ写真館だけ
風の強い台湾育ちということもあって、この程度の風はお手の物…と思いきや、「前半は強くて大変でした。(グリーンに)乗らないし、アプローチも寄らない」と、らしくないゴルフ。反撃のきっかけは開き直りだった。
「たとえ変なところに行っても私のせいじゃない。風のせいだって(笑)」。この思考が迷いを消した。「風は急に吹いたり、向きが変わったりする。だけど決めたら打つしかない。それが大事だと思った。とにかくグリーンに乗せることだけを考えてやりました」。自分のプレーに集中したことでショットが復調。思考を切り替えてからはバーディを量産し、リーダーボードの頂点まで一気に駆け上がった。
仲良しの上田桃子との2サムも好プレーを後押し。「彼女はリズムもいいし、話したりして共に良いプレーができます。今日も宮崎のおいしいお店を教えてもらいました(笑)」。上田は終盤の5ホールで3ボギー・1ダブルボギーとスコアを崩したが、それまでは4バーディ。ショットメーカー同士が共鳴し合い、スコアを伸ばした。
好スタートに周囲は4度目のメジャー制覇の期待を寄せるが、「みんな強いから、まだまだ分からないです」と本人は謙遜。それでも“明日も風が吹いてほしい?”という質問が飛ぶと、「I hope(望んでますよ)」と茶目っ気たっぷりに微笑んだ。
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