「GT710-SL-1GD5-BRK」(写真: ASUS JAPANの発表資料より)

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 ASUS JAPANは19日、Geforce GT710を採用したファンレスのグラフィックボード「GT710-SL-1GD5-BRK」を販売すると発表した。20日より店頭などに出荷する。

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 ビデオメモリは1ギガバイトとなっておりマルチディスプレイにも対応している。価格はオープン。

●Geforceを採用しファンレスで静音

 「GT710-SL-1GD5-BRK」は、グラフィックコントローラーにNVIDIA社のGeforce GT710を搭載している。Geforceは、グラフィックボードのブランドとして有名で、インターネットゲームや動画編集など高い能力が要求されるPCに利用されている。

 通常、グラフィックボードの能力が上がるほど高回転の冷却ファンが必要になり騒音が増えるが、同機種はファンレスで静音設計となっている。

●グラフィックボードとは?

 グラフィックボードとは、動画などを再生するためのPC用パーツだ。CPU (PCの中心プロセッサ)やオンボードのグラフィックチップ(PCに元々搭載されている映像プロセッサ)では処理しきれない映像ファイルを再生することができる。

●新型グラフィックボードのスペック

 「GT710-SL-1GD5-BRK」の具体的なスペックとしては、コアクロックが954メガヘルツ、メモリクロックが5,012メガヘルツ、ビデオメモリはGDDR5 SDRAMで1ギガバイトとなっている。

 また、出力用のインターフェイスとしては、HDMI端子を1基、DVI-D端子を1基、D-Sub15ピン端子を1基搭載している。

●PCパーツで世界シェア1位のASUSブランド

 今回新型グラフィックボードを発表したASUSは、PCパーツ(マザーボード)で世界シェアトップのブランドだ。PCパーツ以外でも、ノートパソコン分野では宇宙ステーションに採用されるほどの技術を持ち、スマートフォン分野での成長も著しい。

 今回のようなグラフィックボードの発表を含めASUSブランドの今後の動向を見守っていきたい。