カナダの国民的ロックバンド「ザ・トラジカリー・ヒップ」のフロントマン、ゴード・ダウニーさんが17日夜、53歳で死去した。末期の脳腫瘍と診断されていた。トルドー首相(写真)も涙を流し、彼からインスピレーションや力をもらったと記者団に語った。提供写真
 - (2017年 ロイター/Adam Scotti/Prime Minister's Office)

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[トロント 18日 ロイター] - カナダの国民的ロックバンド「ザ・トラジカリー・ヒップ」のフロントマン、ゴード・ダウニーさんが17日夜、死去した。53歳だった。2015年に末期の脳腫瘍と診断され、闘病を続けていた。

 カナダの文化やアイスホッケーを歌ったダウニーさんの曲はカナダで絶大な人気を誇り、国中に悲しみが広がっている。トルドー首相も涙を流し、ダウニーさんからインスピレーションや力をもらったと記者団に語った。昨年8月に行われ、全国に放送された最後のコンサートでは首相もステージに登場していた。

 ナショナルホッケーリーグの選手会、カナダ先住民族団体なども哀悼の意をツイートしている。

 ダウニーさんの家族は声明で感謝を表明するとともに、ダウニーさんが最期の日々を作曲したり、家族や友人と過ごしたと明らかにした。