中国大陸からの旅行客で賑わう金門の商業施設=10月9日撮影

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(台北 13日 中央社)内政部(内務省)移民署は11 日、中国大陸の大型連休(1〜8日)中に台湾を訪れた中国大陸籍の個人旅行客が例年より1万人以上多い6万1908人に上ったと発表した。台湾が中国大陸の個人旅行客の受け入れを開始した2011年以来最多となる。このほか、10月1日には1万8463人が入境、こちらも、1日当たりの入境者数の最多記録となった。

同署によると、連休期間に訪台した中国大陸籍旅行客は個人、団体合わせて計8万人余りで、昨年同期より40%近く増加。また、台湾の離島と中国大陸を結ぶ渡航ルート、「小三通」方式による入境者の増加も目立ち、同時期の旅客が例年1万人未満だった離島・金門や馬祖で今年は1万人を突破。2001年の小三通実施以来最多となった。

同署は、低迷していた中国大陸の旅行客数が成長に転じつつあるとの見解を示すとともに、中国大陸の人々を歓迎する政府の立場は不変であり、法規も以前のままであるとして、台湾側の友好的な姿勢をアピールしている。

(劉建邦/編集:塚越西穂)