コンテ監督、今季限りでチェルシー退団へ クラブ首脳との軋轢絶えず
今季のプレミアリーグ第7節消化時点で、4勝1分2敗の4位につけているチェルシー。第2節より公式戦8試合連続で無敗を記録していたものの、先月30日に行われた同リーグ第7節でマンチェスター・シティに敗れ、首位(シティ)との勝ち点差が6に開いている。
こうした状況のなか、チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督が今季限りでの退団を希望していることが、英『THE SUNDAY TIMES』や英『THE Sun』で明らかに。かねてより今夏の戦力補強の遅れに対する不満を募らせていたコンテ監督だが、オーナーのロマン・アブラモビッチ氏やマリナ・グラノフスカヤ取締役との軋轢を解消するには至らず。セリエAのクラブへの復帰に本腰を入れたという見解が両メディアで示された。
加入が確実視されていたロメル・ルカク、及び昨季まで同クラブに在籍したネマニャ・マティッチがマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を決断するなど、移籍市場での立ち回りの拙さを露呈したチェルシーの首脳陣。前述のマンチェスター・シティ戦では終始相手の波状攻撃を浴びるなど、選手層の違いを見せつけられた同クラブだが、今季終了後に欧州屈指の名将をも失うかもしれない。