インテル長友、途中出場から先制点に関与 伊紙は軒並み高評価「適切な入り方をした」

写真拡大

ダウベルトの負傷で後半19分から出場、得点につながるFKを獲得

 インテルの日本代表DF長友佑都は、現地時間16日に行われたセリエA第4節の敵地クロトーネ戦に後半19分から途中出場。

 インテル通算200試合の節目となる一戦で2-0と勝利に貢献した背番号55には、イタリアメディアも好意的な評価を下している。

 長友はブラジル人DFダウベルトの負傷という緊急事態を受けて途中投入された。出場から約16分後、クロアチア代表MFイバン・ペリシッチとのワンツーで左サイドを突破した長友が倒されてFKを獲得。このチャンスからスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルが先制点を奪った。インテルは試合終了間際にもペシリッチが追加点を奪い、勝ち点3を手にして開幕4連勝を飾った。

 短い出場時間のなかで得点に絡むなど勝利に貢献した長友には、地元メディアも軒並みポジティブな評価を与えている。

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」では6点。「情熱を持った日本人はインテルが先制する前にピッチへ入った。クロトーネが攻撃で押していこうとしていたサイドを抑えた」と、守備面での貢献が評価された。

レギュラー再奪取に向けて絶好のアピールに

 また、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」では及第点の6.5点。「インテルで200試合出場をマーク。適切な入り方をした。守りも良かったし、攻撃も押していた。ポジティブ」と攻守両面でのハイパフォーマンスに視線が注がれている。さらに、イタリア紙「トゥット・スポルト」も「インテルでの200試合出場を祝った。侍の風貌でピッチに入った。FKのチャンスを作って、そこから1-0が生まれた」と6.5点の高評価を与えている。

 2戦連続でベンチスタートとなったものの、回ってきたチャンスで確実に結果を残した長友。レギュラー再奪取に向けて、ルチアーノ・スパレッティ監督に対する絶好のアピールになったことは間違いないだろう。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images