「中田英寿以上だ」と話題! 北朝鮮代表FWがペルージャでゴール量産中!
![今年4月にカリアリでデビューを飾ったハン。昨シーズンは5試合で1得点だった。(C)Getty Images](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/7/179e2_1429_d8c4642a_4c169c21-m.jpg)
カリアリに所属していた今年4月2日、北朝鮮人選手として初めて欧州5大リーグのピッチに立ったハンは、その7日後にさっそく初ゴールを決めて話題となった。クラブからその才能を高く評価されていたものの、「できるだけ出場機会を与えたい」という方針の下、今シーズンからセリエB(2部)のペルージャへとレンタルされた。
すると、新天地で類稀なゴールセンスを存分に発揮。ヴィルトゥス・エンテッラとの開幕戦でいきなりハットトリックを記録すると、続くペスカーラ戦でも1ゴール。まだ2節が終了した時点とはいえ、得点ランクの単独トップに立っている。
このパフォーマンスに、「北朝鮮の別の一面を見せてくれた」、「デビュー戦で2ゴールを奪った中田英寿を超える活躍」など、現地メディアも絶賛。中には、2000年から2シーズンに渡りペルージャでプレーした元韓国代表のアン・ジョンハンを引き合いに出して、「アン? いや、ハンだ。アンは(2年間で)5ゴールだったが、彼はすでに4ゴールだ」と伝える記事もあった。
もちろん、獲得に興味を示すクラブも日に日に増加。その中には、ユベントスやアーセナルというビッグクラブも含まれている。ハンの代理人を務めるサンドロ・ステンペリーニの元には、問い合わせが殺到しているようだ。
「ハンについて問い合わせてくるクラブはたくさんある。毎日いろいろなスポーツディレクターと話をしているよ。ただ、移籍について考えるのは早急すぎる。シーズンは始まったばかりだ」
抜群のスピードとテクニックに加え、得点嗅覚にも優れたハン。そう遠くない将来に、アジアを代表する選手になるかもしれない。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部