日本を訪れる中国人旅行客の数が増え続けている。初めて日本を訪れる人もいれば、リピーターとして何度も訪れたことがある中国人も多くいるだろう。訪日回数にかかわらず、中国人を強く惹きつける観光地の1つが「築地市場」だ。(イメージ写真提供:(C)sepavo/123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客の数が増え続けている。初めて日本を訪れる人もいれば、リピーターとして何度も訪れたことがある中国人も多くいるだろう。訪日回数にかかわらず、中国人を強く惹きつける観光地の1つが「築地市場」だ。
 
 中国メディアの今日頭条は30日、日本最大の魚市場である築地市場は、「たとえ徹夜してでも訪れたいと思う」ほど中国人を惹きつける存在であることを伝え、築地市場の魅力について紹介している。
 
 築地市場で販売されている商品の価格は決して安くはないうえ、場内で行われている競りは仲買人以外は参加できない。もちろん中国人旅行客も購入することはできないのだが、市場の競りを見学できる人数が限定されているため、中国人旅行客は好奇心から徹夜で並ぶのだという。
 
 記事は、「築地市場における毎日の取引額は高額だが、建物の作りは質素で、目玉商品のマグロも地面に並べておいてある」と意外な様子。マグロが高額で取引されているにもかかわらず、仰々しい扱いがなされておらず、地面に置いてあるというのが驚きだったようだ。
 
 中国にはもともと食に対して強い関心を抱く人が多い。もちろん興味を抱く分野は人それぞれだが、日本の台所とも呼ばれる築地市場を訪れれば日本の食文化について多くを知ることができるだろう。また、四方を海に囲まれた日本では中国ではあまり見られない海産物も見ることができ、場外では実際に購入することもできる点が中国人を強く惹きつけてやまないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)sepavo/123RF)