市原、弾道測定器は3年前から使用しているという(撮影:鈴木祥)

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<ダンロップ・スリクソン福島オープン 2日目◇28日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(6,961ヤード・パー72)>
『トラックマン』という機械をご存知の方も多いだろう。軍事用レーダー式の弾丸追尾システムを応用したもので、ヘッドスピードやボール初速、スピン量、飛距離、インパクト時のフェース向きなどを知ることができるゴルフ用の弾道計測器だ。
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最近ではプロ野球でも取り入れる球団も増えたが、3年前から使用しているのが市原弘大だ。「自分の場合、ボールのスピン量が多いので、どのように打てばスピン量が減るのかを知りたかったのがきっかけです」。実際に使ってみると、調子が悪くなったときに修正しやすいメリットもあるという。今大会でも練習場でボールを打つときは当り前のように使用していた。
「初日に7アンダーで首位タイに立ったのは、パットがよかったからなんです。ショットはよくないんですよね」。その不安が的中したのか、2日目はスコアを1つしか伸ばせず、11位タイに後退した。
ショットが今ひとつの理由は分かっている。やはりスピン量が多いのだ。今回はグリーンが軟らかいため、特にバックスピンがかかりやすい。予想以上にボールが戻ってきたり、逆にスピンをかけずに打とうとすると、ピンをオーバーしたりと、縦の距離感が合わないと言う。。「なるべくフェースが開かずにインパクトを迎えられるようにフェースアングルに気をつけているんですけどね…」。
首位とは5打差だが、残り2日間あるだけに追いつくチャンスは十分ある。悲願のツアー初Vはあきらめていない。ラウンド後は汗でシャツがびしょ濡れになっていたが迷うことなくトラックマンとともに練習場へ足を運んでいった市原だった。
文/山西英希
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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