「実はとてもかわいそうな人」 ムカつく上司と出会ったときの考え方4選

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職場にはさまざまなタイプの人間がいるので、当然その中には自分とは合わない人も出てくる。特に上司がそのタイプだと、苦労が絶えなくなるだろう。反りが合わない、なぜか怒られる…。そんな“イヤな上司”と、どう接すればいいのだろうか?

批判的で威圧的な上司に苦しむ方向けに、7つのステップで職場を居心地良くする対処法を解説してくれる『目の前にいるイヤな上司の取り扱い説明書』(豊田真豪著、秀和システム刊)から、すぐにできそうな、ムカつく上司に出会った時の考え方を4つ紹介しよう。

1、言動を少しマネてみる

「人の気持ちを考えない批判的・威圧的な言動」はもってのほか。しかし、上司がそれを繰り返してくるのならば、自分も少しくらいマネしてみてもいいのでは? 相手の事を考え過ぎて、自分の気持ちを言えない方が、心身に毒だ。大切なのは「少し」マネしてみること。

2、「上司もあまり大したことない」のだとナメてみる

いくら年齢を重ねても、そこまで自分は大人になれていないと感じるものだが、上司のポジションも同じ。実際にその位置に立つと、「案外下から想像していた景色と違う」ものだ。つまり、偉そうにしている上司は偉大ではなく、自分と同じように悩み苦しんでいる。なので、必要以上に怖がることはないのだ。

3、「実は目の前の上司こそ最も不幸な人」だと、寄り添ってみる

どんなにアレコレと何グセをつけてくる上司も、結局は一人の人間であり、責任を課された会社員である。中間管理職となれば、板ばさみは当然。仕事と仕事に挟まれ、時間に追われている。身近にいる人の中で一番「かわいそうな人」と寄り添ってみると、上司に対する見方が変わるかもしれない。

4、この上司が、自分の未来の失敗を防いでくれたと感じる

「こんなにひどい仕打ちをするような上司にはならないようにしよう」――イヤな上司に出会ったらそう考える人は多いはずだ。そう、上司は反面教師。「上司は失敗を見せてくれたのだ」と考え、自分の未来の部下によりヒドいことをしなくて済んだと思うようにするのだ。



職場は1日の大半を過ごす場所。出来れば居心地のいい場所にしたいものだ。本書から人間関係における「力学を変える」コツや手順を知り、コミュニケーションに役立ててみてはどうだろう。

(新刊JP編集部)

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