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 妻・小林麻央さん(享年34)を亡くして間もない市川海老蔵(39)に、再婚という難題が待ち受けている。7月13日発売の『週刊新潮』(新潮社)は、市川海老蔵が歌舞伎役者として活動するためには“梨園の妻”を持つ必要があるものの、世間の納得を得られにくく苦しい立場に置かれていることを指摘している。

「海老蔵は、麻央さんのがん公表から死去、その後に至るまでを逐一、会見やブログで明かしてきました。ブログに至っては、麻央さんに関するネタで1日に10回以上更新することもたびたび。ネット上では、『同情を集めようとしていてわざとらしい』『ブログ収入で稼ぎたいのか』などといった批判も起こっています。麻央さんへの愛情をアピールしすぎたがため、再婚へのハードルはより高くなっています」(芸能誌記者)

 そもそも海老蔵といえば遊び人で鳴らし、女優の米倉涼子(41)ら数々の有名女優と浮名を流した。2003年には隠し子の存在を自ら明かしたことも。子持ちとはいえ独り身となり、男の性として夜遊びを繰り返す可能性も否定できない。

「海老蔵は5日のブログで、長女の麗禾(れいか)ちゃん(5)が『妹が欲しい…』とこぼしてしていることを告白。『こまりました』と困惑を示しました」(スポーツ紙記者)

 世論感情や我が子のことを考えれば、再婚にはなかなか踏み切りにくい。だが、綺麗ごとばかりを言っている状況でもない。

■歌舞伎俳優はスポンサー接待で新たな妻が必要になる?

 前出の芸能誌記者が指摘する。

「歌舞伎役者である以上、贔屓筋と呼ばれるスポンサーたちと濃密で良好な関係を続けねばなりません。そのため、芸事に勤しむ夫に代わり、ご贔屓との接待や冠婚葬祭の参列といった日ごろのお付き合いを妻が担わなければなりません。麻央さんが体調を崩してからは、海老蔵の母の希実子さん(64)が一切を仕切っていましたが、年齢的にも限界があります」

『新潮』の記事では、海老蔵のご贔屓は全国に数百人にも及ぶ。贔屓筋との関係を維持するためにも、海老蔵は再婚への決断を迫られる場面も考えられる。

 しかし再婚となれば世論の反発は必至。ただでさえ、麻央さんの死去から数日後に海老蔵父子と義姉の麻耶(38)が、東京ディズニーランドで楽しんでいたことがネット上で報告され、一部からの批難を招いた。麻央さんの死という悲しみを世間が共有し過ぎた分、海老蔵は身の振り方を入念に考えた方が良さそうだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。