東京西川のクリアファイルを買うとピローパッドがもらえるキャンペーンで、思いがけずにクリアファイル長者誕生の巻。
昔話のような長者へのなりかた!
みなさん夏のクエストの調子はいかがですか。東京西川が仕掛けてきた『東京西川COOL SLEEPキャンペーン』。羽生結弦氏のクリアファイルを買うと、涼しく眠るためのグッズがもらえるという安眠普及布団啓蒙促進のための活動です。一種の社会福祉事業といってもいいのではないか。そんなことも思います。
今年のクエスト内容は、2000円以上(※青天井の希望額)でクリアファイルを一枚買うたびに、同額の東京西川製品を対象商品から選んでもらえるというもの。クリアファイルにかける気持ちが熱ければ熱いほど、代わりにもらえる布団類がグレードアップしていく。何だか、いっぱい寄付をすると返礼品が豪華になるふるさと納税みたいな感じですね。
ただ、クリアファイルガチ勢を自認する僕としても、無限の資産があるわけではありません。明日、世界のどこかのご婦人が「私の言うとおりの記事を書きなさい!」「この部屋から一歩も出ずに!」「明日のテーマはマイフェバリットクリアファイルよ!」という感じでパトロンになってくださり、6億円くらいポンといただけるのであれば、1枚あたり5万円くらい出しちゃう金銭感覚にもなったかもしれません。が、そんなご婦人はいない。
それに、「お金を出したらクリアできる」って何か悔しいですよね。無課金プレイヤーが工夫と努力で廃課金プレイヤーをヘコませるからこそ面白いんじゃないですか。なるべく安くクリアしてこそ、こうして報告をする価値もあるというもの。ということで、まずはいつも通りスマホに登録してある東京西川お客様相談窓口に電話をするところからスタートです。
↓「はぁぁ…コレやると電話がいっぱいくるんだよな…」というため息が聴こえてきそうな窓口の担当者に、厳しい質問をぶつける消費者代表!
「クリアファイルの予約」って斬新だな!
それは文房具屋でもやってるかどうかギリの商売!
23日のスタートを前に、僕は眠れずにいました。明日は早く起きて開店前のヨーカドーに並び、よしんば第一のヨーカドーがダメだったときは、第二のヨーカドーに移動しなくてはならない…という重圧でドキドキしていたのです。最近のクエストでは、早く起きて開店前のイオンに並びさえすればクリアできたところを、わずかな寝過ごしと油断によって、とんでもない遠回りをさせられることがつづいていました。その失敗を繰り返してはなりません。
「寝るためのキャンペーンで眠れないぜ!」
本末転倒の夜が明けて、かなり疲労感のある朝。僕は一番近いヨーカドーに急ぎます。開店前の店舗では、表のベンチにそれっぽいご婦人が座っています。しかし、僕はアドバンテージを持っています。コッチはそれっぽいご婦人に気づきますが、向こうはコッチには気づかない。僕はこれを「羽生氏ステルス現象」と呼んでいます。ご婦人はご婦人にしか意識が向かないことにより、僕がドアの前に立っていても警戒をしないという。
そして午前10時。僕は開店した店舗のドアをくぐると、エスカレーターにむけてダッシュします。しかし、手ぬるかった。僕がダッシュする以上の猛ダッシュで、さっきのご婦人がエスカレーターにとりついたのです。しまった、このエスカレーターは追い抜き車線がない!しかもご婦人がやたらでかいカバンを持っている!抜けない!
売り場に到達すると、ご婦人と僕は事前のシミュレーションどおりにまっすぐ寝具売り場を目指します。ただ、ここで再び巻き返しのチャンスが。僕の長年のクエストクリア経験と、東京西川への聞き込みによって、僕は「ピローパッド」一本に絞りこんでいた。一方で、そのご婦人は羽生氏の看板につられるように、一瞬冷感シーツ側にコーナリングがふくらんだ。
僕はそのスキにインをつき、車体でラインをブロックしながらピローパッドの売り場を確保します。そう、この戦いはクリアファイル争奪戦であると同時に、「持って帰ることがクリアファイル販売の必須条件となっている」寝具の確保もまた勝負のうちなのです。どれだけクリアファイルがほしくても、売ってあげられるのは寝具を持って帰った人だけ。クリアファイルはある程度枚数があるかもしれないが、ピローパッドはちょっとしかないのだ!
↓何と親切な店舗!値下げしたピローパッド(800円)とちょい高のピローパッド(1280円)で、ちょうど2000円を超えてくる組み合わせを展示しているなんて!
しかも、いちいち質問しなくても済むように「対象商品です」とハッキリ書いてくれているなんて、ベリーベストオブ親切!
なお、この画像では800円のほうがなくなっていますが、それは僕がいただきました!
フハハハハ、ご婦人の諸君、残念だったな!
↓ご婦人をひきつける看板があるほうのコーナーに置いてあるのは、1580円のピローパッドという引っ掛け問題!
いかにもなコーナーに引っ掛け問題を置き、お宝を隠したコーナーをダブルで作る!
どちらも総合的に言えば十分に安価という優しさ!
盛り上げ上手な店舗じゃないか!
完璧な組み合わせのピローパッドを4セットつかんだ僕は勝利を確信しました。もう安心だ。ゆったりとした歩様でレジに向かうと、まるでソムリエが目の前でワインのコルクを抜くように、レジ担当のご婦人が目の前でクリアファイルの封を切ってくれています。いい!すごくいい!
年配の紳士が「何が何やら」という顔でレジの応援にかけつけ、次々に訪れるご婦人たちへの対応をしています。親子連れと思しき母娘ペアは、冷感シーツを4枚つかんで「クリアファイルさえもらえればいいんです!」とニッコニコしながら会計を進めています。ククク…新米の冒険者か…。悪いが、この店の正解はワシがガッチリといただいたあとじゃよ…。
↓レジに並んだ「800円+1280円=2080円」の組み合わせのピローパッド!ここから限界安値までの差額は80円×4=320円しかない!
あと320円しか下げられないって時点で、もうアガリ感あるよね!
「SEIMEI」であと6.31点しか取れないってわかったときと同じ気持ちになるよね!
↓せっかくなので購入したクリアファイルも上に乗っていただきました!
クリアファイルを買って、ピローパッドをもらおう!
これで我が家には去年のぶんと合わせて13枚のピローパッドが集まった!
13枚もあったら、それを重ねて枕が作れそう!
↓布団より、クリアファイル作りのほうにチカラ入ってそうな新ラインナップ!
布団は買ったことないけど、デキがいいんでしょうなぁ!
クリアファイル作りを見ればわかります!
レジではゆったりと至福の精算作業が進んでいます。本部からの厳しいお達しで、どうしても2000円ごとの個別会計でないといけないのだとか。1万円出していっぺんに済ませてもらいたい気持ちもなくはないですが、まぁ面倒なのは店の側。僕は別に待っているだけですので構いません。クリアの余韻にひたって、あとから駆け込んでくるご婦人をゆったりと眺めるのも一興です。高層ビルの最上階から、地べたを歩く人間を見る気持ちって、こういうことなんでしょうね。
しかも、僕のプレイには何と隠れボーナスがあったのです。一番にクリアに到達し、完璧な正解をつかんできた僕を見て、レジのご婦人にも感じるものがあったのかもしれません。「できるな…」もしくは「フモフモだな…」という。どちらを感じたのかはわかりませんが、レジのご婦人は素晴らしい提案をしてくるではありませんか。
「お客様、カレンダーも余ってるんですが、いりますか?」と。
待てい!待て待てい!その話はもっと小声でやろうじゃないか。カレンダーというのはもしかして、2016年の年末に開催された「西川ダウンキャンペーン」での特大カレンダーのことか。あれは確か46000円以上する高価な品で、カレンダーを買うと羽毛ぶとんがついてくるという、フモフモでさえ呆れるほどの常軌を逸した高難度クエストだったはず。
あまりの高難度クエストはクリア者も少なく、また「イトーヨーカドーで布団買うか?」という率直なナイダロ感ともあわさって、何とあのカレンダーが手つかずの処女でココに残っていた。そして、店舗側としてはぶっちゃけ片付けたかった。もうキャンペーン期間は過ぎたし、廃棄しちゃってもいいんだけど、誰か本当にこの子を育てたいと思っている人に養子に出そうと、その機会をうかがっていた。そして、それにふさわしい紳士が目の前に現れたのです。たったひとつの正解をひっつかんで、ご婦人を物理的にブロックしながらレジにとんできた変態紳士が…!
↓何か知らんが、ついでにもろたでーーー!!
46000円のカレンダーもろたwwwww
46000-2080円×1.08×4=37016円得したwwwww
昔話にもよくあるでしょう。爺が竹やぶを伐採してたら最終的に金持ちになる話とか、爺がすずめの手当をしてやったら最終的に金持ちになる話とか、爺が売れ残りの傘を捨ててきたら最終的に金持ちになる話が。それと同じように僕も、ピローパッドを買いに行ったら、恩返しみたいな感じで長者になったのです。
クリアファイルガチ勢のみなさんは、どのようなクリアをされているかわかりませんが、おそらく僕が一番の成果をあげたプレイヤーであるだろうと確信しています。それぞれに欲しいオマケというのがあるでしょうから、必ずしもピローパッドをひっつかむことが勝利とは限りませんが、カレンダーがある時点でどんなオマケも色あせて見えてしまうことでしょう。清く正しく生きていれば、こういうこともあるんですね。「善人が幸せになる物語」って最高ですね!
↓羽生オールスターズは新たなメンバーを4人加え、床一面に広がりました!
2016年のクールスリープキャンペーンが7505円で5枚なので@1501円!
2016年のクールタオルキャンペーンが4470円で2枚なので@2235円!
そして2017年のクールスリープキャンペーンが8984円で4枚なので@2246円!
クリ高ピロ安で相場は推移しているようです!
↓しかし、今回のクリアファイルは今までよりもさらに豪華!
何と、羽生氏印刷のカバー面+紙を挟んでおくファイル部分で3層構造になっている!
文房具屋のヤツより豪華になってきたwwww
↓羽生氏のクリアファイルに羽生氏のクリアファイルを挟むと、羽生氏の百合みたいな状態に!
これは何を挟むかで、何かが起きそうですね!
クリアファイルというよりは、公式の撮影セットと考えるべきかもしれない!
↓編集長を挟んでみたら、何だかちょっとアオハル始まっちゃうかも?
「ダメだよ、フモさん、今は」
「今は…?」
「絶対に金メダル獲りたいから」
「すべてをスケートに捧げるつもり」
「すべてを捧げてもいいんだよ」
「でも、そのときに、」
「もうひとり便利屋が身近にいたら」
「もっと捧げられる時間とかが」
「増えるって考え方もあると思うよ」
「……ごめんなさい」
「そっか、まだゆづには早いかな」
「人を頼るって、弱く思える時期あるよね」
「わかるわかる」
「わずらわしさとかも含めて」
「あるあるだよぉ」
「おねーさんもあるあるだよぉ」
「(足元の小石を蹴る)」
「じゃ、せめてこれ使って」
「ひんやりクールに安眠できる」
「ピローパッド」
「8枚あるから、お洗濯しなくても」
「1週間を乗り切れちゃうシステムです」
「えっへん」
「(街路樹の陰に隠れてから出てきて「DAISUKI」の顔)
「カナダでも思い出してね」
「ピローパッドで思い出してね」
「忘れないように魔法使っちゃおうかなぁ」
「どうしよっかなぁ」
「使っちゃおうかなぁ」
「やめよっかなぁ」
「やっぱり使っちゃおうかなぁ」
「(背中向きになって)」
「ええい、使っちゃえ!」
「ビビディ」
「バビディ」
「(振り向きざまに)」
「CHU☆」
「(きびすを返して走りながら)」
「ゆーだーん たーいーてきー!」
「すーきーだー らけー!」
すぐクールタオルキャンペーンがくるぞ!新クエストに備えよ!
みなさん夏のクエストの調子はいかがですか。東京西川が仕掛けてきた『東京西川COOL SLEEPキャンペーン』。羽生結弦氏のクリアファイルを買うと、涼しく眠るためのグッズがもらえるという安眠普及布団啓蒙促進のための活動です。一種の社会福祉事業といってもいいのではないか。そんなことも思います。
今年のクエスト内容は、2000円以上(※青天井の希望額)でクリアファイルを一枚買うたびに、同額の東京西川製品を対象商品から選んでもらえるというもの。クリアファイルにかける気持ちが熱ければ熱いほど、代わりにもらえる布団類がグレードアップしていく。何だか、いっぱい寄付をすると返礼品が豪華になるふるさと納税みたいな感じですね。
それに、「お金を出したらクリアできる」って何か悔しいですよね。無課金プレイヤーが工夫と努力で廃課金プレイヤーをヘコませるからこそ面白いんじゃないですか。なるべく安くクリアしてこそ、こうして報告をする価値もあるというもの。ということで、まずはいつも通りスマホに登録してある東京西川お客様相談窓口に電話をするところからスタートです。
↓「はぁぁ…コレやると電話がいっぱいくるんだよな…」というため息が聴こえてきそうな窓口の担当者に、厳しい質問をぶつける消費者代表!
「はい、西川産業お客様相談室でございます」
「羽生さんの件でおうかがいしたいことが」
「あ、はい」
「これこれこういう(中略)キャンペーンはあるんですか?」
「はい、ございます」
「ですね、知ってます」
「あ、はい」
「こちらスタートは23日からであると」
「左様でございます」
「ときに、いくつかの店舗でもうスタートしているという報告をSNSなどで見るのですが?」
「はい、どうもいくつかのお店で先行して始められているようでして…」
「では、基本は23日ということですね」
「23日からスタートでございます」
「こちらクリアファイルは4種類?」
「4種類でございます」
「間違いなく4種類?あとで増えたりは?」
「4種類でございます」
「で、コチラは対象商品から2000円以上のものを買うとひとつ、ということですが」
「はい、左様でございます」
「8000円で4枚というわけでは…」
「ございません」
「なるほど、会計ごとに1枚と」
「ときに、対象商品で2000円のものはあるのかしら?」
「と、おっしゃいますと」
「オンラインストアなどをいろいろ見ていますと、一番お安めのものでも4000円くらいしそうな雰囲気なのですが…?」
「そうですね…値付けとしてはオープン価格となっておりまして、店舗さんで独自にお値段をつける決まりでして…」
「ということは、店ごとに違う…?」
「オープン価格ですので、こちらから決めることはできないものですから…」
「でも、何か比較的安価というか、実勢で2000円を切るような商品というのをご存じなんじゃないかとですね…」
「そうですねぇ…店舗さんのなかではヨーカドーさんにおろしているピローパッドなどは比較的お求めやすいと言いますか…」
「(ハッ、そういえば去年ヨーカドーで買ったな)」
「ヨーカドー、ですね?」
「そうですね…ヨーカドーさんなどが…」
「ありがとうございましたっ!」
<直営店では予約を受け付けているかもしれないが、僕の聞き込みでは目指すべきはヨーカドーと出た!>東京西川 COOL SLEEP キャンペーン実施中!羽生結弦選手オリジナルクリアファイルをプレゼント。
- シエスタリア 東京西川直営店公式 (@siestarea_j) 2017年6月21日
ららぽーと横浜店では、ご予約受付中です🎶ぜひ、ご来店くださいませ(^o^)/無くなり次第終了です。#東京西川 #羽生結弦 pic.twitter.com/l7YJnxgytq
「クリアファイルの予約」って斬新だな!
それは文房具屋でもやってるかどうかギリの商売!
価格:157,680円 |
23日のスタートを前に、僕は眠れずにいました。明日は早く起きて開店前のヨーカドーに並び、よしんば第一のヨーカドーがダメだったときは、第二のヨーカドーに移動しなくてはならない…という重圧でドキドキしていたのです。最近のクエストでは、早く起きて開店前のイオンに並びさえすればクリアできたところを、わずかな寝過ごしと油断によって、とんでもない遠回りをさせられることがつづいていました。その失敗を繰り返してはなりません。
「寝るためのキャンペーンで眠れないぜ!」
本末転倒の夜が明けて、かなり疲労感のある朝。僕は一番近いヨーカドーに急ぎます。開店前の店舗では、表のベンチにそれっぽいご婦人が座っています。しかし、僕はアドバンテージを持っています。コッチはそれっぽいご婦人に気づきますが、向こうはコッチには気づかない。僕はこれを「羽生氏ステルス現象」と呼んでいます。ご婦人はご婦人にしか意識が向かないことにより、僕がドアの前に立っていても警戒をしないという。
そして午前10時。僕は開店した店舗のドアをくぐると、エスカレーターにむけてダッシュします。しかし、手ぬるかった。僕がダッシュする以上の猛ダッシュで、さっきのご婦人がエスカレーターにとりついたのです。しまった、このエスカレーターは追い抜き車線がない!しかもご婦人がやたらでかいカバンを持っている!抜けない!
売り場に到達すると、ご婦人と僕は事前のシミュレーションどおりにまっすぐ寝具売り場を目指します。ただ、ここで再び巻き返しのチャンスが。僕の長年のクエストクリア経験と、東京西川への聞き込みによって、僕は「ピローパッド」一本に絞りこんでいた。一方で、そのご婦人は羽生氏の看板につられるように、一瞬冷感シーツ側にコーナリングがふくらんだ。
僕はそのスキにインをつき、車体でラインをブロックしながらピローパッドの売り場を確保します。そう、この戦いはクリアファイル争奪戦であると同時に、「持って帰ることがクリアファイル販売の必須条件となっている」寝具の確保もまた勝負のうちなのです。どれだけクリアファイルがほしくても、売ってあげられるのは寝具を持って帰った人だけ。クリアファイルはある程度枚数があるかもしれないが、ピローパッドはちょっとしかないのだ!
↓何と親切な店舗!値下げしたピローパッド(800円)とちょい高のピローパッド(1280円)で、ちょうど2000円を超えてくる組み合わせを展示しているなんて!
しかも、いちいち質問しなくても済むように「対象商品です」とハッキリ書いてくれているなんて、ベリーベストオブ親切!
なお、この画像では800円のほうがなくなっていますが、それは僕がいただきました!
フハハハハ、ご婦人の諸君、残念だったな!
↓ご婦人をひきつける看板があるほうのコーナーに置いてあるのは、1580円のピローパッドという引っ掛け問題!
いかにもなコーナーに引っ掛け問題を置き、お宝を隠したコーナーをダブルで作る!
どちらも総合的に言えば十分に安価という優しさ!
盛り上げ上手な店舗じゃないか!
完璧な組み合わせのピローパッドを4セットつかんだ僕は勝利を確信しました。もう安心だ。ゆったりとした歩様でレジに向かうと、まるでソムリエが目の前でワインのコルクを抜くように、レジ担当のご婦人が目の前でクリアファイルの封を切ってくれています。いい!すごくいい!
年配の紳士が「何が何やら」という顔でレジの応援にかけつけ、次々に訪れるご婦人たちへの対応をしています。親子連れと思しき母娘ペアは、冷感シーツを4枚つかんで「クリアファイルさえもらえればいいんです!」とニッコニコしながら会計を進めています。ククク…新米の冒険者か…。悪いが、この店の正解はワシがガッチリといただいたあとじゃよ…。
↓レジに並んだ「800円+1280円=2080円」の組み合わせのピローパッド!ここから限界安値までの差額は80円×4=320円しかない!
あと320円しか下げられないって時点で、もうアガリ感あるよね!
「SEIMEI」であと6.31点しか取れないってわかったときと同じ気持ちになるよね!
↓せっかくなので購入したクリアファイルも上に乗っていただきました!
クリアファイルを買って、ピローパッドをもらおう!
これで我が家には去年のぶんと合わせて13枚のピローパッドが集まった!
13枚もあったら、それを重ねて枕が作れそう!
↓布団より、クリアファイル作りのほうにチカラ入ってそうな新ラインナップ!
布団は買ったことないけど、デキがいいんでしょうなぁ!
クリアファイル作りを見ればわかります!
[東京西川産業] 真綿ふとん 真綿掛けふとんダブルロングサイズ190×210cm 1.5kgAG2200 AGF1362301 価格:1,321,920円 |
レジではゆったりと至福の精算作業が進んでいます。本部からの厳しいお達しで、どうしても2000円ごとの個別会計でないといけないのだとか。1万円出していっぺんに済ませてもらいたい気持ちもなくはないですが、まぁ面倒なのは店の側。僕は別に待っているだけですので構いません。クリアの余韻にひたって、あとから駆け込んでくるご婦人をゆったりと眺めるのも一興です。高層ビルの最上階から、地べたを歩く人間を見る気持ちって、こういうことなんでしょうね。
しかも、僕のプレイには何と隠れボーナスがあったのです。一番にクリアに到達し、完璧な正解をつかんできた僕を見て、レジのご婦人にも感じるものがあったのかもしれません。「できるな…」もしくは「フモフモだな…」という。どちらを感じたのかはわかりませんが、レジのご婦人は素晴らしい提案をしてくるではありませんか。
「お客様、カレンダーも余ってるんですが、いりますか?」と。
待てい!待て待てい!その話はもっと小声でやろうじゃないか。カレンダーというのはもしかして、2016年の年末に開催された「西川ダウンキャンペーン」での特大カレンダーのことか。あれは確か46000円以上する高価な品で、カレンダーを買うと羽毛ぶとんがついてくるという、フモフモでさえ呆れるほどの常軌を逸した高難度クエストだったはず。
あまりの高難度クエストはクリア者も少なく、また「イトーヨーカドーで布団買うか?」という率直なナイダロ感ともあわさって、何とあのカレンダーが手つかずの処女でココに残っていた。そして、店舗側としてはぶっちゃけ片付けたかった。もうキャンペーン期間は過ぎたし、廃棄しちゃってもいいんだけど、誰か本当にこの子を育てたいと思っている人に養子に出そうと、その機会をうかがっていた。そして、それにふさわしい紳士が目の前に現れたのです。たったひとつの正解をひっつかんで、ご婦人を物理的にブロックしながらレジにとんできた変態紳士が…!
↓何か知らんが、ついでにもろたでーーー!!
46000円のカレンダーもろたwwwww
46000-2080円×1.08×4=37016円得したwwwww
昔話にもよくあるでしょう。爺が竹やぶを伐採してたら最終的に金持ちになる話とか、爺がすずめの手当をしてやったら最終的に金持ちになる話とか、爺が売れ残りの傘を捨ててきたら最終的に金持ちになる話が。それと同じように僕も、ピローパッドを買いに行ったら、恩返しみたいな感じで長者になったのです。
クリアファイルガチ勢のみなさんは、どのようなクリアをされているかわかりませんが、おそらく僕が一番の成果をあげたプレイヤーであるだろうと確信しています。それぞれに欲しいオマケというのがあるでしょうから、必ずしもピローパッドをひっつかむことが勝利とは限りませんが、カレンダーがある時点でどんなオマケも色あせて見えてしまうことでしょう。清く正しく生きていれば、こういうこともあるんですね。「善人が幸せになる物語」って最高ですね!
↓羽生オールスターズは新たなメンバーを4人加え、床一面に広がりました!
2016年のクールスリープキャンペーンが7505円で5枚なので@1501円!
2016年のクールタオルキャンペーンが4470円で2枚なので@2235円!
そして2017年のクールスリープキャンペーンが8984円で4枚なので@2246円!
クリ高ピロ安で相場は推移しているようです!
↓しかし、今回のクリアファイルは今までよりもさらに豪華!
何と、羽生氏印刷のカバー面+紙を挟んでおくファイル部分で3層構造になっている!
文房具屋のヤツより豪華になってきたwwww
↓羽生氏のクリアファイルに羽生氏のクリアファイルを挟むと、羽生氏の百合みたいな状態に!
これは何を挟むかで、何かが起きそうですね!
クリアファイルというよりは、公式の撮影セットと考えるべきかもしれない!
↓編集長を挟んでみたら、何だかちょっとアオハル始まっちゃうかも?
「ダメだよ、フモさん、今は」
「今は…?」
「絶対に金メダル獲りたいから」
「すべてをスケートに捧げるつもり」
「すべてを捧げてもいいんだよ」
「でも、そのときに、」
「もうひとり便利屋が身近にいたら」
「もっと捧げられる時間とかが」
「増えるって考え方もあると思うよ」
「……ごめんなさい」
「そっか、まだゆづには早いかな」
「人を頼るって、弱く思える時期あるよね」
「わかるわかる」
「わずらわしさとかも含めて」
「あるあるだよぉ」
「おねーさんもあるあるだよぉ」
「(足元の小石を蹴る)」
「じゃ、せめてこれ使って」
「ひんやりクールに安眠できる」
「ピローパッド」
「8枚あるから、お洗濯しなくても」
「1週間を乗り切れちゃうシステムです」
「えっへん」
「(街路樹の陰に隠れてから出てきて「DAISUKI」の顔)
「カナダでも思い出してね」
「ピローパッドで思い出してね」
「忘れないように魔法使っちゃおうかなぁ」
「どうしよっかなぁ」
「使っちゃおうかなぁ」
「やめよっかなぁ」
「やっぱり使っちゃおうかなぁ」
「(背中向きになって)」
「ええい、使っちゃえ!」
「ビビディ」
「バビディ」
「(振り向きざまに)」
「CHU☆」
「(きびすを返して走りながら)」
「ゆーだーん たーいーてきー!」
「すーきーだー らけー!」
天野めぐみはスキだらけ! 6 (少年サンデーコミックス) [ ねこぐち ] 価格:463円 |
すぐクールタオルキャンペーンがくるぞ!新クエストに備えよ!
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