冒頭15分が公開された練習では、コーチとランニングメニューをこなした山口。イラク戦の出場は微妙な状況だ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 6月13日にワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦を戦う日本代表は11日、イラン・テヘラン近郊のスタジアムで3日目の練習を行なった。
 
 気温約39度、冒頭15分が公開されたなか、右内転筋の張りを抱え、2日連続で別メニュー調整していた長友佑都は全体練習に合流。一方、右脛などを痛め、3日連続でトレーニングを欠席していた山口蛍は、ピッチに姿こそ見せたが、川直樹コンディショニングコーチとランニングメニューを消化した。日本の中盤を支える男は、2日後のイラク戦へ、間に合うか微妙な状態だ。
 
 長谷部誠が右膝の負傷で離脱中のなか、イラク戦では10月のオーストラリア戦から6試合連続で先発を務めていた山口も欠く可能性が出てきた。アンカーでの代役となると、A代表経験の浅い遠藤航や井手口陽介、または初招集の加藤恒平と、小さくない不安が残る。
 
 ダブルボランチであれば今野泰幸や、3月のタイ戦では、酒井高徳を置くオプションも試したヴァイッド・ハリルホジッチ監督だが、山口の状態を見極めながら、頭を悩ませることになりそうだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)