幻の鰹節「伏高の薩摩型本節削節」がおいしすぎて、メガ盛りが止まらない!!!

今回、編集部に届いたのは、築地の老舗鰹節屋「伏高」さんの「薩摩型本節削節」。箱を開けた瞬間、透明な袋から見える削り節の姿に、神々しいオーラが…。スタッフ一同、「これは絶対に、普通の鰹節じゃない!」と直感し、早くも大興奮!

「これをお餅にたっぷりかけて、海苔でくるんでわしわし食べたい!」と叫びだすスタッフもいれば、「いやいや絶対におでんの大根に」「山葵漬けにかけるとおいしいの知ってる?」と大モメ。聞いているうちに全部食べたくなってしまい、やってみました。その結果は…?

「薩摩型本節」は、お店にほとんど置いていない”幻の鰹節”!

袋をじっくり見ると、「薩摩型本節」という聞いたことのない文字が。はて、「薩摩型」とは???

鰹節業界では、鰹を煮た後に皮や骨を取って下処理をする一般的な鰹節は「改良型」と呼ばれています(「焼津型」とも)。それに対して、生のままで鰹の皮をはぎ、骨を取り除いた後で煮るのが「薩摩型」。鹿児島県の枕崎地方で昔から行われてきた製法だそうです。(この後に燻して乾燥させます)鮮度のいい魚を使い、腕のいい職人さんでなければ作れないものなので、逆にいえば美しい姿をした薩摩型の鰹節は、間違いなく鮮度のいい魚を使って腕のいい職人さんが作ったものというわけです。この製法で作れる職人さんはどんどん減り、枕崎地区でももう数えるほど。そのためお店でもめったに見かけることがなくなり、“幻の鰹節”と呼ばれているそうです!

削っても繊維がほどよく残り、ふんわり柔らかい!

そんなに難しい薩摩型を作り続ける職人さんがいるのは、もちろん、改良型の鰹節にはない独特のおいしさがあるからです。ふつう鰹節を削る時は繊維を残すように平行に削りますが、薩摩型本節は頭の部分の切り方に特徴があり、45度の角度で削ります。そのため、繊維がほどよく残っていて、ふんわり柔らかい食感になるそう。

袋を開けた瞬間、ふわ〜〜っと広がる鰹節の香り!削りたての、あの香りです!というか、鰹節ってこんなに香るものだったの???

お椀に入れて、ほんのおまじない程度の塩をパラッと入れ、お湯を注いでみました。まるで桜の花びらのような美しさ!

入れるか入れないか、というくらいの塩と鰹節だけなのに、まるで高級料亭のお吸い物のように上品で深い旨味。体の芯にまでゆっくり沁みていくような味で、一気に飲んでしまいました。この手軽さでこの味が出せるなんて…。インスタントより簡単!しかも100倍くらいおいしい!

茹でたお餅に、メガ盛りしてみた

お雑煮のお餅が残っていたので、柔らかくなるまで茹でて、「伏高の薩摩型本節削節」をメガ盛りし、ほんのちょっとだけお醤油をたら〜り。

なんでしょう、このおいしさ。メガ盛りの鰹節がお醤油とお餅で一体になって、まさに「鰹節を食べている」感じなのです。

おでんの大根にもメガ盛り。ノックアウトされました。もう、トリップしそうなおいしさです…。

山葵漬けも卵焼きも、悶絶するおいしさに!

スタッフの熱いリクエストで、「伏高の薩摩型本節削節」オン「山葵漬け」と、卵焼きを作ってみました。

かなり辛い山葵漬けだったのですが、「伏高の薩摩型本節削節」効果か、不思議に辛みがやわらぎ(でもちゃんと主張はしています)、また別次元のおいしさに。これまた日本酒に死ぬほど合いそう。卵焼きは、卵に少々の白だしとたっぷりの「伏高の薩摩型本節削節」を入れて焼いただけ。これは、日本酒の最高のおつまみになる卵焼きです。編集部でも激しい争奪戦が。

どんなに手抜きしても、おいしくなっちゃいそう…

なんだか、この鰹節を食べたいために何を作るか考えている私。お好み焼きにこの鰹節を使うのはもったいない感じもするけれど、でもやってみたい!

キャベツたっぷり手抜きお好み焼き

レシピの食材・材料
お好み焼き粉
キャベツ
竹輪
コーン
青海苔

水菜のお好み焼き〜😘

レシピの食材・材料
水菜

中力粉(or薄力粉)

長いも

”猫まんま”のバリエーションにもはまりそう〜♡♡♡

すだちご飯

子供に大人気! 鰹節たっぷり そばめしおにぎり #シェフごはん

鰹節屋さんの店先の鰹節があまりにも美味しそうだったので…クリームチーズと黒胡椒DE猫まんまNEO(=^ェ^=)☆

レシピの食材・材料
ご飯
鰹節
クリームチーズ
粒胡椒
ポン酢

「真っ当な食材を求める人と、作る人の架け橋になりたい」(三代目店主)

袋の裏には「かつおのかれぶし削り」という表示も。

「枯れ節」とは、脂肪を分解し旨みと香りを引き出す働きをするカビの菌を付けた鰹節のこと。もともとは輸送中にカビが生えないよう、あらかじめ優良なカビを付けて防いだのが始まりだとか。関西はカビつけなしの「荒節」文化なのに対し、東京の味は「枯れ節」文化。知らなかった!

こうした伝統の食文化も失われかけていて、鰹節の消費量も激減しています。そのため、優秀な職人さんたちがどんどん少なくなっていることを、「伏高」三代目の店主である中野克彦さんは、真剣に危惧しています。HPには、中野さんが目にしたそんな現状を描いたレポートが掲載されています。編集部スタッフも衝撃を受け、かつ感動したこのレポート、一人でも多くの方に読んで欲しい。

三代目店主の中野さんの鰹節愛があふれているHPには、鰹節のおいしさを最大に活かすレシピもいっぱい。ぜひチェックしてみて!

※この記事は、編集部が気になった食品メーカー様にお願いしてサンプル品をお送りいただき、自発的に掲載している記事となります。とりあげてもらいたい商品、気になる商品がある方は、ぜひお問い合わせよりご連絡ください。なお、記事化の保証はいたしておりませんので、あらかじめご了承ください。

「幻の鰹節「伏高の薩摩型本節削節」がおいしすぎて、メガ盛りが止まらない!!!」のレシピと料理写真をもっと詳しく見たい方はこちら

(著&編集:SnapDish編集部)