ビールがおいしいシチュエーションといえば、何でしょう? つい数週前まではビアガーデンが最高だっただろうし、冬が訪れたらこたつに入って鍋をつつきながら……というのもたまらないと思います。

そして昨日、記者は“ビールを飲むための電車”に乗ってきました。人呼んで「ビール電車」。

ビール仕様の電車が横浜を出発


キリンビール横浜工場の操業90周年を記念して、京急電鉄とキリンビールがコラボ。昨日(10月14日)の夜に「京急×キリンビール横浜工場90周年記念ビール電車」が運行しています。


これは、京急電鉄「生麦駅」が最寄り駅であるキリンビール横浜工場が、山手から移転し操業90周年を迎えることをきっかけに「お仕事帰りの方にも京急に乗って『キリン一番搾り 生ビール』を楽しんでいただきたい」という思いから、両社合同で実施したものだそう。平日夜に走行する電車内でビールが楽しめるイベントは、破天荒な京急電鉄でも初めての取り組みだそうです!

というわけで18時48分、出発地である横浜駅に「貸切」の表示が眩しいビール電車が到着しました!


よく見ると、先頭には京急とキリンビールのコラボを表すボードが前方に掲げられています。



では早速、乗り込みましょう! すると、車内はこんな感じです。



先頭車両では、ガイドさんが横浜の歴史とビールについて詳しく解説してくれていました。


ビールをグビグビ飲みまくる参加者たちが耳を傾けるのか、不安ですが……。

そろそろ、缶ビールが皆さんに配られます。


これ、キリンビール横浜工場見学者へ配られる特別バージョンなのです。


では、行きましょう。カンパーイ!


続いて、崎陽軒オリジナル『ビールによく合うお弁当』の登場です。


ビールに合いそう! さすが、崎陽軒です。

工場直送のビールと工場長の乗車に歓喜!


19時4分、生麦駅に到着しました。ここは、キリンビール横浜工場の最寄り駅。当然、工場直送の生ビールが工場長と醸造長とともに乗車です!



これを注いで……



皆様に飲んでいただきます!


もう、飲まずにはいられない。カンパーイ!!


ここからは、ただの酒盛り。滅多とないシチュエーションだからこそ、みんなで羽目を外しまくりです。






あと、とにかく工場長&醸造長の人気が凄い!



各車両に工場長が現れた瞬間に「工場長! 工場長!」とコールが巻き起こり、お互い何の遠慮もなく酔っぱらい同士のコミュニケーションが繰り広げられました。



工場長 飲んでもいいよな!?
参加者 工場長が飲まないで、誰が飲むんですか! ビールはみんなで飲むものですよ!!
工場長 いいこと言うなぁー!



ビールに合うプリッツとビールみたいな文具が登場


また、参加者には以下のようなスペシャルなものもプレゼントされています。まずは、キリンビール横浜工場でのみ入手できる「マスタード&ソーセージ味」のプリッツ。ビールのおいしさを引き立てるテイストだそうです。



ビールに見立てた文具セットもプレゼントされました。


キリンビール横浜工場限定のビールもプレゼント!



そろそろ尿意が……


車内のテンションはとんでもないことになっていますが、一方で尿意をもよおす人もぼちぼち出てきた模様。19時53分に京急川崎駅で途中下車してのトイレ休憩が設けられているのですが、その時が来るまで人知れずガマンする人もチラホラと……。

そして、ようやく京急川崎駅に到着! 途中下車してトイレに駆け込む人もいるし、夜風に当たりに外へ出る人もいる。


改めて外からビール電車の中を覗くと、平日に異様な光景です。



このタイミングで記念撮影する参加者も多くいらっしゃいました。



生麦駅と新子安駅の間に「ビール駅」があった?


電車は、再び走り始めます。車内では、○×のクイズ大会が開催されました!


2問だけ抜粋し、ご紹介しましょう。問題と正解は以下です。






2時間の“ビールの旅”がついに終了


そんなこんなで20時53分、ビール電車はついに目的地に到着です。約2時間の“ビールの旅”は、これにて終了。ホームの出口では、スタッフさんたちが参加者の皆さんを見送る至れり尽くせりっぷりでした。


別れを惜しんで記念撮影をお願いする参加者も数多いです。



最後に、一つ安心したことが。酔った人と接するので絡まれたりもするかなぁ……と取材前は不安だったのですが、皆さんに2時間ずっとフレンドリーに接していただけました。要するに、いい酔い方の方。気持ちのいいお酒の席でしたね。
(寺西ジャジューカ)